P900 試し撮り-5
NIKON P900の真価は月・惑星などが手軽に撮影出来る事にあるただし手にしてみるといわゆる星空撮影は苦手とわかりますなぜならシャッターのB(解放)が無くISO速度100で最大15秒ISO速度を200にすると半分の8秒 400だと4秒と言うようにマニュアルモードにも係わらず勝手に半減されていってしまうそれならISO100で多重露出(このモードはあるので)で但し これも2~3重までで 「帯に短し襷に長し」ですP900コンパクトデジカメのアキレス腱ですねしかしなんとか星空撮影がそれなりに物にならないか色々試してみています機材構成はこんな感じ一番上部に付いているアナログポインター(?)なるものは液晶モニターでも・電子ビューファインダーでも真っ黒でシリウスの様な明るい星以外殆ど捉えられないしズームUPなどしたら何処を狙っているのかさえ????そこで考えて手作りし製作したのがこの装置(?)結構簡単に目視出来る星なら導入出来るようになりました作り方等は又後ほど紹介しますそんなこんなで実際何枚か星空を捉えてみましたまだまだ未熟者のヘタな横好きの領域を出るものではないし殆ど真っ黒ですが楽しんだ何枚かを拡大しながら見て頂ければ幸いですまずは星空の定番オリオン星雲の周り2015/12/19 21:21 NIKON P900 f8 15sec ISO100 1100mm但し 掲載写真は全て Windows Live フォトギャラリーの編集機能を使ってヒストグラムを修正して星を見やすくしています次はおうし座にある M45 プレアデス星団(昴)本当に真っ黒で星座の線を描かなかったら単なる黒板可成りノイズも出ています2015/12/19 21:25 f8 15sec ISO100 24mmなぜISO-100にこだわるかと言うとヒストグラムを極限近くまで触ってもノイズが出にくいからですM45をズームアップすると2015/12/19 21:49 f8 10sec ISO100 350mmいつの間にかシャッタースピードが10秒になってました星団の星が可成り明確で星名を付すとポータブル赤道儀を使って10~15秒の撮影ですが極軸望遠鏡無しでこの赤道儀の小さな覗き穴から極軸を合わせるのは私のように目の弱い(老眼・近眼・乱視)人には至難そこで予め「国土地理院 地磁気測量」サイトの「地磁気値を求める」の中央にある地図を拡大して自分の居場所を左クリック「計算する」を左クリックすると 別画面で緯度・経度・偏角が表示されますこの「緯度」の値が「赤道儀の仰角」でこの角度分赤道儀を仰向けに傾けますついで「偏角:7 ° ○○ ′(西偏)」が磁石が現すN極からの地軸のズレで場所によって変化しますので下の写真のように磁石のN極からオレンジの矢印(偏角)分だけ赤道儀を黄色線迄振るとここに北極星があるはずただ 実際にはカメラの重さと向きによって微妙に赤道儀も動かされおおよその星の位置にカメラを合わせてから都度仰角調整をしないと微妙にずれて僅か15秒程度の露出時間でも星が多少楕円に撮れてしまいます特に1,000~2,000mmにズームアップするとこの誤差が許せませんどうやってこの精度を上げるか次の課題になってます「ポラリエ極軸望遠鏡」を買って極軸合わせを確実に行えばと・・・しかしこれを取り付けるにはカメラを一旦赤道儀から外さなければならずカメラを付けると又ずれると言ういたちごっこになってしまう先ずはカメラを動かしても赤道儀が極力動かない方策を考えますカメラの性能より準備の方が大変だ