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雀坊の納戸~文鳥動向の備忘録~

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2013年09月01日
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カテゴリ:動物愛護法関連

 私は、TBSのニュース映像で、木の上で怯える幼鳥を、大声を上げて追いかけたり、木を揺すったり、花火で脅したり、およそ捕獲目的としては、理解不能な行為を繰り広げる飼育員たちの様子に愕然とし、麻酔銃をかなり高い木の上にいるインコに向かって打ち込んだり(20メートルの高さとテレビは言っているが、おそらくそれほど高くない。また、当たったが変化が無いなど考えられないので、翼の羽を突き抜けたものと推測される)、最後は、高所作業車に乗って接近し、映像の印象では2~3メートルしか離れていない位置から、たった1000gの生き物の心臓を撃ち抜いてしまう獣医さんに、大いに失望させられました。そして、以下のような事実を挙げてみると、さらに不審感を募らせることになってしまっています。
 1、千葉市動物公園では、4年前に別の大型鳥(アフリカハゲコウ)を市街地に追いやってしまい、麻酔銃を使用せずに捕獲している。
 2、千葉市動物公園の獣医師は、2012年末に、麻酔銃を入手している(落札情報)。
 3、千葉市動物公園では、ベニコンゴウインコの捕獲に、当初より麻酔銃を用いている。
 4、千葉市動物公園は、敷地内での捕獲作業にあたって、来園者の規制を行った様子がなく、マスコミのカメラなどを引き入れている。
 5、ベニコンゴウインコは尾羽を含む体長は、1メートルに達する大きな鳥だが、胴体部分は30センチ程度に過ぎず、体重は1kg程度の生き物である。
 6、ベニコンゴウインコは種実を主食とする生き物で、人間に害を与える危険性はほとんど考えられない。

 これらのうかがい知れるだけの端的な事実により、千葉市動物公園に対して抱く不審感を、文章にするなら、次のようなものになります。

 木の上で怯える幼鳥を、大声を上げて追いかけたり、木を揺すったり、花火で脅すなど、およそ捕獲目的としては理解不能な行為の数々が繰り広げられたのは、飼育員その他関係者に、当該動物の生態についての基本的知識が欠如していたことを示している。さらに、自分たちの飼育管理ミスにより、生き物を危険な状態に追い込んでしまった反省にたって、いかに苦しめず、無傷に保護しようとする気持ちを共有しているのか、甚だ疑問と言わざるを得ない。
 体重1kg程度の軽量な生き物に、麻酔銃を使用するのは、危険極まりない特異な行動と思われ、その使用を捕獲作業の当初から実行しているのは(木を揺するなどの行為は、射撃しやすい位置に移動させようとする目的以外に、理由が見いだせない)、誰の発案によるものなのか。挙句に、高所作業車で接近して使用すれば、内蔵器に致命的なダメージを与えかねないことくらいは、常識レベルでさえも、十分に予見可能であったはずである。何の配慮もなく実行し、当たり前のように生命を奪った事実は、生命の軽視を示す以外の何ものでもなく、実行した獣医は「動物愛護法」上の責任を問われるべきである。また、たび重ねて、来園者のいる敷地内での麻酔銃の使用を許し、捕獲作業の妨げにしかならないマスコミ取材を受け入れ、生命を尊重すべき動物園内において、結果的に殺傷行為を招いた園長は少なくとも不見識と言わねばならない。

※「動物愛護法」(動物の愛護及び管理に関する法律)抜粋
 第二条「動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない」
 第三条「国及び地方公共団体は、動物の愛護と適正な飼養に関し、前条の趣旨にのっとり、相互に連携を図りつつ、学校、地域、家庭等における教育活動、広報活動等を通じて普及啓発を図るように努めなければならない

 似たような認識の人は多いだろうと思います。しかし、繰り返しますが、これは端的な事実に基づく印象に過ぎません。そして、そのような印象を受け、千葉市動物公園に、嫌悪感すら抱くのは、今回の事件の経緯が理解に苦しむ点が多く、それについて何ら説明がなされていないためだと思います。
 千葉市動物公園は、「今後は、脱出防止マニュアルを見直すとともに、脱出防止訓練を行い、再発防止に向け、職員教育を徹底して参ります」と、漠然とした内容を園長名で表明するに止めず、このような印象による不審感を払拭するため、より具体的に、経緯を真摯に検証し、一般にもご説明いただきたいと願っております。

 なお、参考のため、私が疑問に感じ、動物公園側が明らかにして欲しい点を挙げておきます。

★ なぜ、当初より麻酔銃を用いたのか?野外に出てしまった大型インコに、麻酔銃を使用する根拠を説明すべき。
  (a)鳥の構造上、生命に危険を及ぼす認識があったか。
  (b)認識があるなら、あえて使用した理由。
  (c)認識がないなら、使用を当然と考えた理由。
  (d)麻酔銃の運用実績を公表。

★ なぜ、休園などの処置をとらなかったのか?どのような捕獲を意図していたか、その計画内容を説明すべき。
  (a)緊急に麻酔銃で沈静化しなければならない理由。
  (b)麻酔銃の使用を必要としながら、来園客を受け入れ続けた理由。
  (c)繰り返し行われた追い立て行為の理由。
  (d)捕獲作業を指示した者が、当該生物の生態に精通していることの立証。






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Last updated  2013年09月05日 18時20分38秒
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