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テーマ:サウジアラビア生活(614)
カテゴリ:サウジアラビア
イスラム教徒ならば一生に一度はメッカへ巡礼に行きたい!(←正確には’義務’です)
受け入れる側のサウジアラビアは大変です(^^;) あ、でも、首都リヤドはなーんも変化ないですね 大混雑するのはメッカに近いジェッダの空港で、この時期だけの広大なハッジ専用ターミナルがフル稼働します。
※今年は12月6日~12日だった様子(13日に王様の、ハッジが無事終了できた事への感謝の発言が載りました) こんな感じの記事が満載です: 一家で来ちゃうんですねぇ。こんなちっちゃい子供連れで大丈夫なの? 杖をつかなきゃならないようなじーちゃんまで来るのね。 障害者も巡礼できるとアピールしてます: ボランティアの青年が地図を片手に巡礼者に道案内しています: 巡礼者はこんなハッジ許可証を持たないといけないそうです: ところがこんな人たちも:
メッカは東京みたいな大都市ではないから当然パンク状態に。よく毎年なんとかなっているものだと感心します。 世界中のムスリムがみんな巡礼したいものだから、国ごとに毎年何千人・何万人などと’人数制限’があって、自分の番が回って来るのをひたすら待つしかないんですって。 イスラム教徒が多い国などは何年も待たされるのが普通なんだとか。 で、待ちきれない人達が大金を積んだり、いろんな方法でやって来てしまうそうです。 もちろんサウジ側は’調整’をしているらしいのですが、まぁねぇ、サウジですから・・・
人を乗せ過ぎ&スピード出し過ぎで巡礼者用のバスが横転、死傷者多数、なんていうニュースも珍しくありません。 巡礼の現場も大混雑で、ハッジ経験者によると日本の満員電車の比ではない、圧死者が出るそうな アフリカやアジアの信者から感染症が入って来ることもあるため、ハッジに行く人は髄膜炎等の予防接種をして行くと聞きました(お金に余裕のない人はやれないけれど)。
さらに、人混み狙いの犯罪者もいるそうです。 気をつけていたつもりなのに腕時計を盗られたおっちゃんの話を聞きました。 スリくらいならまだいい方で、中にはどうやって持ち込んだのか小刀でカバンやずだ袋を切って貴重品を抜き取る輩もいて、人が刺されて大怪我なんて物騒な事件も起こるそうです。 「アジア系の男性信者が小刀振り回して女性信者達に切りかかっててびっくりした。女性に恨みでもあるのか頭がおかしくなっちゃったのか分からんけど危ないねぇ。ナイフなんていらないんだから、巡礼の際の持ち物検査をもっと厳しくやってもらいたいよ」
一方でこんな話も聞きました: ハッジの際、男性は指定された縫い目のない粗末な巡礼着(バスタオル風の布2枚)しか着てはいけないそうです(女性には衣装の指定はないですが、写真を見ると白い布などで体をすっぽり覆っていたりします)。 生まれたままの姿で巡礼を行なうことに意義があるんだとか。 縫い目のあるものは人工的であるという理由で着用が認められないのだそうです。 つまり、下着もダメ・・・下はフリ○○!(まぁ、スースーして寒そう) 巡礼はカーバ神殿に向って礼拝をするだけでなく、神殿をぐるぐる回ったり、廊下を走ったり、近くの聖なる山に登ったり、ある場所で小石を投げつけたり、やらないといけない事がたくさんあるためかなり疲れるらしいんですね。 で、疲労困憊してへたり込んでる男性なんかは衣装がどうなっているか気にする余裕もなく… 「俺はあんなもんを見るためにメッカに行ったんじゃない恥ずかしくて目のやり場に困ったよ」
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