ダンナの友人からの電話
ダンナは結婚する前、アメリカ、チュニジア、パキスタンにそれぞれ2年ちょっとずつ住んでいたことがあります。もちろん現地人の友達もいて、メール(アメリカ人だけ)や手紙、電話で交流が続いています。週に一度は国際電話をかけているので電話代が…コワイです。ある時、ダンナがトイレに入っている時にダンナのケータイが鳴ったので代わりに出たら、男性がウォンウォンすごい勢いで泣いていました。振り込め詐欺か?! っと身構えたのですが、何を言っているのか全くわかりません。トイレから出てきたダンナにケータイを渡すと、全く分からない言葉でしゃべり始めました。どうも相手はパキスタン人らしい(英語やフランス語なら何となくわかるから…消去法です)。相手から一方的にわーっと何かを立て続けに言われているらしく、ダンナは困った顔をしつつずっと聞いていましたが、さとすように何かを話して、電話を切りました。「何だったの??向こうからかけて来るなんて、よっぽどの緊急事態だねぇ。」「すごい泣いてるし早口だから聞き取りにくかったけれど、逮捕されちゃって、これから牢屋に入らなきゃならなくなりそうだって。俺は無実なのにひどい、おまえ何とかしてくれ、保釈金払ってくれって言われてもねぇ…。男に泣かれると困っちゃうんだよー。」逮捕されて牢屋行きとは穏やかじゃありません(大丈夫かなぁ、その”友人”って… )。電話してきた本人曰く:誰かに自分の名義を貸したら(何の目的で貸したのかが不明ですが)、悪用されて濡れ衣を着せられた、保釈金を払えば出られるかも知れないけれど金額が高すぎる。で、ダンナに泣きついて来たみたいです。あまり裕福な人ではないのに、我々が結婚した当初「奥さん用に是非結婚祝いを何か送りたい」とダンナに言っていたそうですが、逮捕されちゃどうにもならないような…。まだ出てきていないようです。ちなみにダンナと相手が話していたのはウルドゥー語という言語だったのでした。