● 円谷プロ編
いつまでも「怪獣」を卒業できない仲間4人で、春休みの一大イベント「円谷プロ見学計画」を実行しました。
祖師谷大蔵の駅で何としてでも見学させてもらおうと騒いでいたら、 偶然 円谷プロで働くおじさんが 話を聞いていて、
「怪獣倉庫だけなら 見学させてあげる」 と神のようなお声をかけてくれたのです。(注・筆者、驚愕)
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お墨付きを頂き、嬉々として円谷プロ入り。 「いそがしいので見学できません」という看板を見事に突破できました。
駅で声をかけてくれたおじさんは、 怪獣倉庫で働く若い衆に「この子達見学 頼むよ」 と一声かけてくれ、倉庫の人達もとても親切に対応してくれました。(注・筆者、嫉妬)
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さあ、念願の倉庫見学です! 無造作に積み上げられたセブンやマンの着ぐるみ。
撮影で使用されたウルトラ警備隊の服、 ブースカやチビラくんのヘッド、帰りマンのアーストロン、
映画の怪獣ダイゴロウやダイゴロウの母等々も! 半分くらいアトラク怪獣、撮影用も結構ありました。
そうそう、ウルトラマンタロウの飛び人形 (変身したときのUP用)もあり、感動!
ほとんど自由に見学させてくれたので、セブンのヘッドをかぶったり、 ダイゴロウの中のギミックを覗いたりできました。(注、筆者、失禁)
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外にでると若い衆が発泡スチロールを熱線でモデリングしていました。(特撮ベーシストさんの写真通り)
さらに若い衆の1人が「怪獣に入ってみるか?」と またまた神の声を! 但し1人限定だったので、じゃんけんで負けた私は入れませんでした(-_-;)
幸運な友達の1人が怪獣に入ったものの、髪にファスナーが食い込んでしまい、脱出不能で 10分位 中で叫んでいました。
お兄さんがペンチでこじあけて 出てきたときは、 怪獣の中のウレタンに友達の髪の毛が何本も抜け落ちていたのを今でもよく覚えています。
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また、倉庫の横には撮影で使われた怪獣の成れの果てが大量に放置されていました。
かなり欲しかったのですが、許可がでず、ウルトラマンのウエットスーツの切れ端だけ貰ってきました。 (注・読者、激怒)
あと倉庫のそばにはやはりZATカーが駐車してあり、 特撮ベーシスト様のお写真とほぼ同じ感じでした。
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若い衆の方達とも打ち解けて 「撮影はどこでやっているのですか?」と聞くと
「この裏の東宝でやってるよ、見てくれば?」 「でも見学できないんじゃ・・・」
「そんなの円谷の者だって言えばいいんだよ。」
と簡単に答えてくれます。(注、筆者、爆笑)
調子にのった我々は、東宝撮影所も見学することになったのです。
以下東宝編につづく |