●「私も怪獣をみた!」東宝撮影所編

★ ★ ★ 読者の貴重な体験談!「わたしも怪獣をみた!!」 ★ ★ ★

●東宝撮影所編......................(※ カッコ内、作者の感想および、よけいな解説)

 ★ 円谷の若い衆にその気にさせられた我々は、何くわぬ顔で東宝撮影所に進入!

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 何のオトガメもなく、すぅ~っと入ってしまいました。  まず大プールに感動。
数々の怪獣映画で有名なプール ですが、かなり汚かった。

 その裏手にはゼロ戦の 実物大模型が2機。これもかなり朽ち果てていました。
さらに奥に進むと 映画「人間革命」のオープンセットが組まれていました。

 まるでタイムスリップした様な感覚。 「何て楽しいんだろう!」
この時の事は今でも夢にみるほどです。 (※ 私もみます)

  セットの街を抜けると、ついにゴジラ工房らしき小屋を発見。
製作中のゴジラのうしろ姿をチラリと見て 倉庫らしきところには、
海底軍艦の轟天号のミニチュアや操演用モスラ、たくさんのアトラク用ガバラが。

青い追憶。 外には雨ざらしになったエビラの着ぐるみが放置状態。
(※ ありましたねえ・・。あと「クモンガ」も。なんとかして
持ち出せばよかった・・当時、車の免許持ってる年齢
だったら絶対、トラック乗りつけて・・)


真剣に「ここにずぅ~と居たい」と思いました。
 友達にうながされて今度は撮影スタジオの方へ。

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 まず「ウルトラマンタロウ」の撮影見学。
(※ ウルトラマンタロウ初期の特撮は東宝撮影所を使用)

第六話の怪獣ジレンマがビルを破壊するシーン
を 撮っていました。
私もワンカットにこんなに時間をかけて撮るものかと驚きました。

 続いて「流星人間ゾーン」のスタジオへ。 (※ 製作・東宝映像)
多分第五話「キングギドラを迎え撃て!」
だと思います。

ちょうど撮影の合間でギドラの着ぐるみがスタジオに 寝かせてあり、
しばし撮影再開を待っていたのですが 残念ながら帰宅しなければ
ならない時間になってしまい、撮影を見ることはできませんでした。

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 帰りがけに守衛のおじさんに呼び止められ、「怒られるのか??」と
クモンガ、リトグラフビクビクしていましたが、我々を映画の子役だと思ったらしく、
何と! ウルトラマンタロウの番宣ポスターをくれたのです。

「お友達にたくさん宣伝してね。」 「モチロンです!」
(※↑怪獣「モチロン」のシャレ?・・ちがうな)

 興奮してこの日眠れなかったのは言うまでもありません。

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その後「夢よ再び!」で何度か東宝見学に挑戦したものの
そうそう幸運に恵まれるはずもなく、「ダメダメッ」と 門前払いとなったのでした。

 私も塀を乗り越えれば良かったです(~o~) (※ あ、よいこはまねしないでね。)

                  
《ー20年後の円谷怪獣倉庫ー》

 特撮ベーシスト様がお正月に再度円谷見学されたように 私も大人になってから
ちょっとしたツテがあり、 怪獣倉庫を再見学しました。今度は監視つきの公式見学でした。

  ちょうどウルトラマンシリーズが再開する前だったので、 倉庫内はアトラク怪獣ばかり。

 唯一CM撮影用のガラモン があった位でしたが、倉庫はほとんど変わっておらず、
あの感動がよみがえりました。打出氏ともお話できました。
(※ 怪獣倉庫でウルトラマンや怪獣の着ぐるみの修理をする優しいおじさん)

 私の中では永遠の聖地です。・・・・。

●投稿者殿、ありがとうございました。
撮影所内の様子からして、どうやら私が行ったのとほぼ同時期のようですね。
・・・ほかの体験談もお待ちしております。

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