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■【今日の名著】
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「
V字回復の経営」三枝匡、日本経済新聞社(2001/09) ¥1,680
(評価:★★★★☆)
●著者の実話をもとにした企業のV字回復を描写した一冊です。内容が、
日産の復活によく似ているのが印象的でした。
・改革タスクフォースのメンバー選定・・・人選を間違えれば改革の
行き先に致命的な影響が出る。(p76)
●トップのリーダシップのもとにクロスファンクショナルチームをつくり
優秀な人を集めます。
・トップが自らハンズオン(現場主義)の経営スタイルをとらない限り、
組織の危機感を保つことはできない。しかしそうなれば、トップが
温かな人気者であり続けることはできない。(p26)
●ある知り合いのコンサルタントが、「日産でカルロス・ゴーンがやって
いることは、教科書どおりのこと」と言っていました。この本が教科書
?と思うほど似ていますし、実話だけあって、内輪の反対勢力などの
描写がリアルです。
●しかし、どうして普通の会社は教科書どおりのことができないので
しょうか。・・・カルロス・ゴーンは、コミットメントが達成されな
ければ役員は総退陣すると言いました。そこに、教科書にはない
人間の力を感じます。
・同じ人々が同じ会社で問題をこね回している限り、自分たちのやり方
を否定するような改革リーダーは、よってたかって事前につぶしている
ことが多い。(p38)
●とはいえ、現実を見なければつぶされますので、一番いい方法は、
周りが気づかないうちに改革を進めることなのでしょう。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・日産自動車の業績のV字回復を見て、日本経済新聞社は「サンデー
日経」面に、日産がリストラ費用などを前倒しで計上し、業績回復を
事実以上によく見せる会計処理を前年に行っていたという批判記事を
載せた。・・・しかし私は、危険な吊り橋を必死の思いで渡ってきた
改革先導者たちの成果を「パフォーマンス」と呼ぶ、この外野席の気
楽なヤジに、当事者でもないのに無性に腹が立った。(p364)
「
V字回復の経営」三枝匡、日本経済新聞社(2001/09) ¥1,680
(評価:★★★★☆)
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