「金持ち父さんの投資ガイド上級編」ロバート・キヨサキ、シャロン・レクタ
筑摩書房(2002/03)¥1,995
(評価:★★☆☆☆)
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●投資家とは一種の知識労働者だと思います。情報を集め、分析・判断し、
そして投資を決断します。もしその行動が間違っていれば、その責任は
自分がとるわけです。
●投資を危険と感じるのは、その判断の結果が直接自分に返ってくる
からでしょう。
・投資をすることは危険ではない。コントロールできないことが危険
なのだ(p18)
●そういう意味で投資とは、自分との戦いであり、現実との戦いと言え
ます。いかに現実を知り、自分の状態を知ることができるのかという
ことです。
・バブルの語源となった南海泡沫の投機熱に巻き込まれ、財産の大部分を
失ったアイザック・ニュートンは「天体の動きは計算できても、人々の
狂気は計算できない」と言ったとされている。(p40)
●投資の結果とは、いかに社会にとって有益な会社を応援しているかどうか
の神様からの成績書なのかもしれません。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・きみが自分のアイディアを富に変えようとし始めると、たくさんの人が
『きみにはそんなことはできない』と言ってくるだろう。きみのすばら
しいアイディアを殺すの最大の敵は、考え方がせまく、限られた想像力
しか持っていない、そういう人たちだ(p13)