「会社、辞めます。私、たこやき屋になります」住本由貴子、三笠書房
(2001/06) ¥1,260(評価:★★★★★)
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●OLが会社をやめて、たこやき屋になった。それだけの本かな~と思っ
たら大違いでした。たこやき屋を始めた住本さんのお話は、昔「電波
少年」で猿岩石がやった大陸横断ヒッチハイクにも相当する面白さが
あります。
●場所探しから始まって,味の工夫,開店時間,ちらし配り,配達,在庫
管理,接客・・・これこそ経営の醍醐味です。
・不景気は不景気なりに状況に合わせれば、悪い結果にはつながらなかっ
た。営業時間をずらしたり、配達したり、節約したり、演出したり。
(p66)
●この本で感じるのは、起業や経営の面白さ,大変さであったりするのです
が、本当に感動したのは「できると思えばできる」ということが住本さん
のお話で実感できたことです。
・みんなが私に「できると思って」と言って励ましてくれたとき、ちょう
ど一年前を思い出した。たこやきを焼いたこともなかった私が、できる
と思ったからできたということをすっかり忘れていた。(p55)
●OLだったら味わえなかっただろうワクワク感が伝わってきました。
やはり人間は、なにかに打ち込んでいるときが一番光り輝くようです。
・商売には、がんばったあとの達成感と躍動感というおまけもあった。
(p81)
●たこやきを作って食べちゃった泥棒や,人がたこやき焼きの台の上に乗っ
てしまった話など笑える話も満載で、人生を感じてよし、笑ってよしの
最高にお薦めできる一冊です。
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