「ハーバードからの贈り物」デイジー・ウェイドマン、ランダムハウス
講談社(2004/9)\1,260(評価:★★☆☆☆)
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●ハーバードといえば、指導者、経営者を大量に輩出している超エリート
大学です。授業もそれなりのレベルなのでしょうが、最後の授業では教授
から授業に関係のないお話が聞けるらしいのです。
・あの転落事故は、私をそれよりはるかに高いところへ導き、私の
世界観を形づくってくれた。(p23)(ジャイ・ジャイクマー)
●アメリカの大学では、様々な経歴を持った人がいるので、その経験に
基づくお話だけでも価値があるはずです。
・必要なのは、あなたに反対意見をためらわずに言える何人かの同僚
だ。(p89)(スティーブン・カウフマン)
●生徒が幹部候補として企業に迎えられることが多いということを考えれ
ば、大企業の元社長から話を聞くほうが授業よりも大切ともいえます。
・社員はあなたの質問を命令と解釈し、あなたが何か意見を言えば反発
や質問などせず、必ずといっていいほど「ああ、それはいい考えです
ね」と相づちを打つ。(p85)(スティーブン・カウフマン)
●本書に含まれる話自体はそれほどレベルは高くありません。しかし、この
ように自分の人生から得られた智恵を語れる教授が日本の大学にどれだけ
いるのか?と考えると、少し悲しくなります。
・未知の世界に向かって船出するにあたり長期的な展望を持つことだ。
(p102)(デイヴィッド・ベル)
●そのような人生の智恵を大学で得られないとすれば、これはもう読書
から得るしかないと私は考えるのですが、あなたはどう考えますか。
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