いつも応援ありがとうございます。
今日は何位になっているでしょうか?
------------------------------------------------------
■今朝のカザフスタン:ウラルスク市:9時20℃:晴れ
------------------------------------------------------
カザフスタンの女性の特徴は、スタイルがいいことです。
特に若い女性は、ダイエットしているのか、自然にそうなのかわかかりませんが、マネキンが歩いているようなものです。(写真)
日本にいるときは、マネキンのような人間はそんなにいないと思っていましたが、間違いとわかりました。
------------------------------------------------------
■
無料メルマガ「1分間書評!【一日一冊:人生の智恵】」より本日の一冊は・・・
------------------------------------------------------
「商経」史 源(著)、インプレス(2005/03)¥2,310
(評価:★★★☆☆)
購入する
------------------------------------------------------
●どこの国にも成功者のイメージ、悪者のイメージがあると思います。
日本では、イチローや本田宗一郎などはいいイメージであり、水戸黄門に
出てくるような悪代官と悪徳商人は悪いイメージでしょう。
・昔から商売にたずさわっていた中国の経済人が、「あのような人になり
たい」とあこがれてきた人物が二人いる。一人は范蠡(はんれい)、
もう一人は胡雪岩(こせつがん)である。(p3)
●ところが、この本を読んで驚いたのは、本書の中心人物である胡雪岩
(こせつがん)が私には、水戸黄門の悪徳商人に近いものに思えたから
です。
●胡雪岩は、若い頃、職場のお金を横領して、小役人にその金を渡します。
・信和銭荘の主人は、掛け倒れとなっていたこの借金を回収するために胡雪岩
を送ったのだが、回収の見込みがほとんどなかったため、不首尾に終わっても
彼を責めるつもりはないと言っていた。それで運よく集金できたこの金を
銭荘には戻さず、大きな商売の話があったら投資しよう、胡雪岩はちょうど
そう考えていたところだった。
●そして横領した金を得た小役人はその金をばらまいて出世します。その結果、
コネを得た胡雪岩は事業を大きくしていくのです。中国では、どのような金
で、それがどのように使われようとも人脈に投資した胡雪岩は賞賛されるべき
人物なのです。
・胡雪岩は見識が高く、金で金を稼ぐのではなく、人で金を稼いでこそ自分
の手腕が発揮されると考えていた。・・・寄らば大樹の陰、後ろ盾があって
こそ自分も出世できる。(p23)
●中国は人との関係を重視するといいます。ですから本当の友人からの依頼は
まず断らないのです。それが社会的に正しくないことだとしても、友人を
大切にすることはより正しいという判断になるのでしょう。
・「家では父母に頼り、外に出ては友人に頼れ」という言葉を座右の銘に
している人は多い。だが、胡雪岩はこれをさらに発展させて、「家でも
友人に頼れ」と言った。(p178)
●この本から判断すると、日本の価値観と中国の価値観はだいぶ違うという
ことになります。
●ただ、現実の社会を見てみれば、なんでこんな人がオーナーとして会社を
牛耳っているのか?という事例も多くあります。つまり悪が栄えるという
のも、ある意味では事実なのです。ある意味で、私を含めて日本人は甘い
と言えるのでしょう。
・「地獄の沙汰も金次第」という道理を、胡雪岩はずっと信じていた。
コネをつくるために金を使うことを、彼は決して一般人のように躊躇
したり、途中で断念したりはしなかった。・・・胡雪岩は、世事や
義理人情に精通していたからこそ、そうできたのである。(p336)
●日本人は理解できない国、中国を理解するために参考となる一冊として
星3つとしました。
●なお、一部に松下幸之助の事例を載せている部分がありますが、松下幸之助と
胡雪岩を同じレベルで一緒にしてほしくないと思うのは私だけでしょうか。
「商経」史 源(著)、インプレス(2005/03)¥2,310
(評価:★★★☆☆)
購入する
参考になったと思う方はクリックをお願いします。
↓
楽天日記は簡略版です。
正式版を読みたい人はメルマガ登録をお願いします。
------------------------------------------------------
殿堂入り無料メルマガ「1分間書評!【一日一冊:人生の智恵】」
メルマガ登録|
ホームページ