----------------------------
ソウル:インチョン:17時2℃:晴れ
----------------------------
ソウルのインチョン国際空港に着きました。
外は2℃と寒めですが、空港内部(写真)は暑いくらいです。
1時間後に、カザフスタンへ出発します。
一冊の良い本との出会いから、あなたの人生に全ての良いことが起こります
------------------------------------------------------
■
無料メールマガジンより本日の一冊は・・・
------------------------------------------------------
「日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条」山本 七平、角川書店(2004/3)¥820
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)
★購入する・もっと詳しく★
------------------------------------------------------
●著者紹介・・・山本 七平
1921年生まれ。砲兵としてマニラで捕虜となる。戦後、山本書店を
設立し、ユダヤ系翻訳出版に携わる。「日本人とユダヤ人」が300万部
の大ベストセラーとなる。その他、名著多数。1991年逝去。
●著者は、太平洋戦争で日本が敗れた原因は、
日本人に固有の特性によるものであり、
その特性は、現在でも変わっていないとしています。
●たとえば、わが社には技術力がある!と社長が言っていたとしても、
その技術力とは、関係会社の現場の担当者が独力で仕事を覚えて、
職人として頑張っているだけだったりするわけです。
・「日本軍の強さ」なるものの謎は一体なんなのであろうか。
それは一言でいえば、中小企業・零細企業的な強みなのである。
(p179)
●上が無能でも、現場がなんとかこなしてしまうという状況では、
無能な人が出世できるのが日本なのかもしれません。
・軍人たるや、自らの専門である軍事知識さえまことにあやしげで、
アメリカ軍の装備や編成についてすら、何も知らなかったのが実情で
あった。そしてこの奇妙な現象は、常に日本に発生するのである。
(p54)
●また、こうした状況が原因なのかもしれませんが、
達成不可能な目標を掲げたりするのも日本人の特徴であり、
温室効果ガスの排出制限の目標設定など、その最たるものでしょう。
・「軍の計画はその意気を示すだけである」といった人が
あったが、歩いてみて、つくづくそう思わざるを得ない
事ばかりだ。(p293)
●さらに、合議制のため、ひとつの戦略を推し進めたり、
極端な方針転換ができないなど、外部から見るとまったく意図を持たずに
行動しているように見えるのでしょう。
・当時日本を指導していた軍部が、本当は何かを意図していたのか、
その意図は一体何だったのか、おそらくだれにもわかるまい。というのは、
日華事変の当初から、明確な意図などは、どこにも存在していなかった。
ただ常に、相手に触発されてヒステリカルに反応するという「出たとこ
勝負」をくりかえしているにすぎなかった。(p65)
●私も日本人であるかぎり、そうした傾向はあるはずです。
自戒するためにも繰り返し読みたい一冊として★4つとしました。
「
日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条」山本 七平、角川書店(2004/3)¥820
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)
■関連記事
・
★★★★☆「これだけは知っておきたい日本・中国・韓国の歴史と問題点80」
・
★★★☆☆「民間防衛」スイス政府編、原書房(2003/7) ¥1,575
・
★★★☆☆「国防」石破 茂、新潮社(2005/07)¥1,365
・
★★★☆☆「帝王学―「貞観政要」の読み方」山本 七平、日本経済新聞社
・
★★★☆☆「日本人は戦争ができるか」松村 劭、三笠書房(1999/07)¥1,470
★
この記事を評価する
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
ありがとうございます!
楽天日記では、メルマガの一部を掲載しています。
全部読みたい!!と思った方は、こちらからメルマガ登録をお願いします。
------------------------------------------------------
★
メルマガ大賞2005【ビジネス・キャリア部門】第三位!!★
無料メールマガジン「1分間書評!【一日一冊:人生の智恵】」
まぐまぐ殿堂入り、発行部数11,000部
メルマガ登録|
本のソムリエ公式サイト