●日本国:仙台市:6時20℃:雨 ランキング は11位です。
映画「ダイ・ハード4」を見てきました。
エンターテイメントとしては、よくできていましたね。シリーズNo1かも。
ダイ・ハードは,高層ビル。
ダイ・ハード2は空港ハイジャック。
ダイ・ハード3が,爆破予告。
ダイハード4が,サイバーテロとくると,時代を感じますね。
ブルースも年取ったな・・・。
一冊の良い本との出会いから、あなたの人生に全ての良いことが起こります
■無料メールマガジンより本日の一冊は・・・
「
日本軍のインテリジェンス」小谷 賢、講談社(2007/04)¥1,680
【私の評価】★★★★★(93点)
■著者紹介・・・小谷 賢(こたに けん)
1973年生まれ。
大学卒業後、ロンドン大学キングス・カレッジ大学院修士課程修了。
京都大学大学院博士課程修了。
防衛省防衛研究所戦史部教官。
専門はイギリス政治外交史、インテリジェンス研究。
─────────────────
●これは、本ではなく、論文です。
史実を調査し、日本の諜報のあるべき姿を提言しています。
著者は、日本における諜報組織の弱さを過去にさかのぼって明らかにし、
現在の日本が取るべき対策を提示しています。
この本の内容こそが、日本が諸外国に知られてはならない
最大の秘密ではないかと赤面しました。
・情報部の地位の低さというのも日本特有のものである。・・・英米、
特にイギリスでは・・・優秀な人材がインテリジェンスに集まる・・・
戦前の日本では・・・作戦部に優秀な人材が集められた(p207)
●日本の欠点は、情報部の地位が低いこと。
さらに、情報を戦略的に考え、政策に反映する
組織、仕組みとなっていないことです。
日本では、実務者レベルが政策を作成し、
各部署を調整して決定するというプロセスですが、
その中で情報に基づく客観的な判断は埋もれていくのです。
・陸軍内の政策決定過程だけでも、まず課長級が中心となって部内の意見を
取りまとめ、そこから参謀本部作戦部長、陸軍省軍務局長、陸軍省次官、
参謀本部次長、陸軍大臣、参謀本部総長の決裁を経て陸軍の試案が生み
出される。・・・その結果・・・情報に基づいた合理的な案ではなく、
各組織の「合意」を形成できるような玉虫色の案と・・・(p182)
●また、情報部門の予算の少なさ、人員の少なさも問題です。
これは、昔も今もあまり変わりはないようです。
【昔】
・優秀なエージェントを雇うための条件の一つは十分な報酬であったが、
各特務機関はそこまでの潤沢な資金を手にしていなかった。例えば、
憲兵隊に逮捕されたソ連側スパイは、当時最高級のライカのカメラと
現金5000円(現在約400万円)を持っていたというが、日本側
では一人のスパイにそこまで金をかけることができなかった。(p52)
【今】
・現在日本のインテリジェンス・コミュニティー全体で使われる予算は
推定で1000億円以内と考えられる。アメリカの・・・予算が年間
3兆円強、イギリスが3000億円程度と言われるのに比べると、
いかに細々と行われているかがわかるであろう。(p206)
●著者の提案は、情報と分析を行う独立組織の設立です。
実行部隊とは別に、情報組織をつくることで、
客観的な情報収集・分析ができるようになるわけです。
・行動しようとする人間が情報を扱い出すと、手段と目的が入り混じるために
客観的な情勢判断が難しくなってしまう現象である。これに対する処方箋と
して・・・「実行するスタッフと調査するスタッフをできる限り厳密に分離
しておくしかない(p195)
●本として評価するのは難しい本でした。
国家のあるべき姿を考えたい方にお薦めします。
日本の情報組織のあるべき姿を提言するものとして、
★5つとしました。
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■関連書評■
a. 「CIAは何をしていた?」ロバート・ベア
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b. 「戦争広告代理店」高木 徹、講談社
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【私の評価】★★★☆☆
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