◆アンコールワットのあるカンボジアの真実2◆
独裁者ポルポト政権下では戸籍を破壊され30年間なかった。生年月日を知らない者が多いゆえんである。ようやく2002年新戸籍制度導入された。小学校卒業は10%に満たない。カンボジアはフランスからの独立以降、ポル・ポト政権が到来するまでの20年ほどは劇的に教育システムが向上した。その質の高さから近隣諸国より多くの留学生が来ていたほど。教育に対する意識が高い国民なのである。教師は第二の親と尊敬され、当時700ドルで現在の20倍以上であったが、教師の給料は大変安く、副業を必要とするほどである。カンボジアでは内戦や戦争のため3世代にわたり教育を受けていないため、教師の数が圧倒的に不足している。現在、人身売買が行われており、約3万人の子供が被害にあっている。肌の色によって黒い肌だと350(4万2千円ほど)~550ドルで、きれいで白いと700~1200ドル(14万4千円ほど)で売られているという。なんともやるせないことが今もおきているのである。