ドイツの基本情報
現在”あいのり”という番組でドイツを旅しており、映像と情報が入ってくるが、自分を含めほとんどの人はわずかな知識しかもちあわせていないであろう。そこで基本的な情報を集め整理してみたので紹介する。ドイツの正式名はドイツ連邦共和国で英語名「Federal Republic of Germany」であり、ドイツ語では「Bundesrepublik Deutschland」という。人口は8,243万人(2005年末)で、日本の約65%だ。面積は35.7万平方キロメートルで日本の約94%とほぼ同面積だ。以外にもフランスの65%で3分の2程度の広さしかない。ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、フランス、オーストリア、スイス、チェコ、ポーランド、デンマークの9カ国と多くの国と国境を接する。日本との時差はマイナス8時間(3月末から10月末のサマータイムはマイナス7時間)だ。緯度は北海道の真北にあるサハリンと同じで、高いだけに夏の7月の日の入りは21時41分(東京は19時)にもなる。日本(東京)からドイツ(ベルリン)までの直線距離は約9000kmで、ロサンゼルスやニュージーランド(オークランド)までとほぼ同じ距離だ。日本から見てドイツは北北西の方角にある。日本は島国だが、隣国の中国や韓国とは大陸でつながっていると思うと不思議である。欧州全域にいえることだが、雨量は少なく一定している。気温は東へ行くほど低い。地域差はあるが、平均温度では夏は札幌よりも3度ほども低く、冬は秋田ほどというように、寒暖の差が小さい。ドイツ語は発音が固くて硬質な印象を受けドイツ人の気質を物語っているような印象を受けるが、言語人口は日本に次ぐ人口である。宗教はキリスト教だが、北部がプロテスタント(英や北欧に多い)で、南部はカトリック(仏などの西欧や南米に多い)が多い。ドイツは世界有数の先進工業国であるとともに貿易大国。GDPの規模ではアメリカ、日本に次いで世界第3位であり、欧州内では第1位。国際貿易量はアメリカに次いで世界第2位。主な貿易相手国はフランス(10.3%)、アメリカ(8.8%)、イギリス(8.3%)、イタリア(7.1%)。ドイツはゲーテ、アインシュタイン、バッハを生んだ地だが、重厚な印象が強い。世界50位に入る大企業は日本より多く、ダイムラー・クライスラー、フォルクスワーゲン、ポルシェ、シーメンスなどがあり、IT業界で有名なSAPなどもある。全人口の35%強にあたるほぼ2900万人は、人口2万人以下の小さな町に住んでいる。その一方で全人口の30%以上はドイツ国内に82を数える人口10万人以上の大都市で暮らしている。首都ベルリンは横浜市と同じ340万人でもっとも大きい。ハンブルク(170万人)、ミュンヘン(120万人)、ケルン(100万人)、フランクフルト(65万人)