◆国際都市 横浜の歴史◆
初期の横浜には、群馬や栃木など北関東の人たちがとても多く来ている。国際都市といわれるゆえんは、1859年に横浜開港したためで、2009年には開港150周年を迎える。1854年の日米和親条約を経て、日米修好通商条約により1859年7月1日に神奈川が貿易港として指定されたが、江戸幕府は重要幹線である街道筋から外国人居留地を遠ざけるため、横浜村を「神奈川在横浜」と称して開港地とした。横浜村は、神奈川宿郊外(現在の山下町、元町付近にあたる大浅橋)のわずか100戸の半農半漁の寒村であった。代表的な都市には城があるが、横浜は札幌市と同様に城はない。東京は江戸城(現皇居)、大阪は大阪城、名古屋は名古屋城、仙台は青葉城、福岡は福岡城・・・外国人は人口比でいえば、政令指令都市で6番目だが、実数では東京、大阪に次いで3番目となる。日本全体では韓国、朝鮮系の人が多いが、中国系の外国人が多いのが特徴でもある。中華街は横浜を象徴している。中国人といっても、広州市のある南部の広東省出身者が多い。