カテゴリ:ソフトウェア
■古いプログラムをWindowsの起動時に動作させたい
Windows Vistaで動いていたプログラムだが、Windows 7~Windows 10までのWindowsで動作させようとしても動かずに停止してしまう。このプログラムはPCの起動時に動作させたい。 いろいろ確認していったら次の条件で動作することがわかった。 このプログラム上で右クリックして、「管理者として実行」で動作した。 他の方法もある。このプログラムのファイル名の上で右クリックして「プロパティ」を選ぶ。 互換モードにチェックを入れて、「Windows XP(Service Pack2)」もしくは「Windows XP(Service Pack3)」を選択して「OK」を押す。そして起動させると動作した。 互換モードを選ばないで、「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れても動作した。 このプログラムのショートカットを作り、それのプロパティの互換性で上記のように設定すれば同様に動かせることができた。 ただし問題がある。このプログラムはPCの起動時にスタートアップにショートカットを入れて動作させたいのだが、次のようにユーザーアカウント制御(UAE)の画面が出て確認してくるため、自動的に動作させることができないのだ。 しかし方法はある。ユーザーアカウント制御(UAE)のレベルを一番下にすればユーザーアカウント制御(UAE)の画面を出さないで目的のプログラムを動作させることができた。だがPC全体のセキュリティーが下がるためやりたくない。 他にユーザーアカウント制御(UAE)の画面を出さないショートカットを作るプログラムがあったので試してみたが、起動時にスタートアップに入れたショートカットでは自動実行することができなかった。 ■タスクスケジューラで起動時に動作させる 今まではスタートアップにショートカットを作って起動時にプログラムを動作させていたが、このプログラムはユーザーアカウント制御のセキュリティーレベルを下げないと(使いたくない)を使用しないとその方法が使えない。 調べると、タスクスケジューラを使えば、セキュリティーレベルを下げないで、PCの起動時にこのプログラムを動作させることができるのがわかった。Windows 10で確認してみる(Windows 7以降ならほとんど同じ)。 Windows管理ツールの中にあるタスクスケジューラを起動する。 ウィザード形式でタスクが作成できる「基本タスクの作成」でもいいが、その下にある「タスクの作成」を選ぶ。こちらの方が設定がわかりやすい。 全般のタブで、「名前」の欄には何をするのかわかりやすい名称を入れ、「最上位の特権で実行する」にチェックを入れる。このチェックを入れることで上記の「管理者として実行」と同じように動作させることが可能。 「トリガー」のタブで、いつ動作させるかを「新規」で設定する。 「タスクの開始」の欄で「ログオン時」を選んで「OK」。これでトリガーが作成される。 「操作」のタブで、何をするのか「新規」で設定する。 「操作」の欄は「プログラムの開始」を選択。「プログラム/スクリプト」の欄は「参照」で動作させるプログラムを選ぶ。「OK」を押すと操作内容が作成される。 「条件」のタブ。今回はデスクトップ機なので関係ないが、もしノートPCをバッテリーで使用する場合、このタスクが実行されないことになるので「コンピューターをAC電源試供している場合のみタスクを開始する」の欄のチェックを外すことになる。 「設定」のタブ。「タスクを停止するまでの時間」にチェックが入っているが、このチェックを外す。ずっと動作させたいプログラムなのに3日で動作が止められてしまうため。 以上でPCの起動時に今回の互換性問題があるプログラムがユーザーアカウント制御(UAE)確認の画面が出ずに自動起動できるようになった。めでたしめでたし・・ 以上、自分のための備忘録。他にもタスクスケジューラを使えばいろいろ便利に使えるのを確認できた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.05.06 20:23:06
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