新型Chromecastを購入して使ってみた
■Chromecastの新型登場Chromecastは、HDMI入力を持ったテレビに接続するアダプターで、パソコンやスマートフォンなどから映像を映し出すことができる。日本では2014年5月下旬に発売されて価格は税別4200円であった。→その私のブログでChromecastについての記事そのChromecastの新型が2016年2月19日に日本でも発売されたので購入した。Chromecast ブラック価格:4,980円(税込、送料込)旧型よりも価格が上がっているが、楽天で購入する前にエントリーして購入すれば楽天ショータイムのクーポンが1000円分付くので悪くない。他で販売しているところではこのようなクーポンはないのだ。なお、アマゾンでは自社のFire TV Stickを売りたいためか新型Chromecastを取り扱っていない。■新型Chromecastを開封してテレビに接続届いた新型Chromecastのパッケージ。開くと新型Chromecastに対面。新型になって本体カラーはいろいろなものが登場したが、オーソドックスな黒色を購入。パッケージの左側をめくったところにスタートガイドがある。基本的には旧型と同様な説明で、これだけではわかりにくいだろう。すべての内容物は、本体、ACアダプター、USBケーブルである。ACアダプターにUSBケーブルは差し込まれていた。取り出した新型は本体裏へHDMIケーブルがくるりと裏側にくっついている。これはHDMIコネクタの裏側にマグネット(黒いもの)が付いており、使用しない場合は本体の裏側にくっつけて収納するためである。本体には左からリセットボタンと5Vの電源を供給するためのmicroUSB端子がある。付属するACアダプターは5Vで1A出力。旧型は850mAであったので出力アップである。新型と旧型のChromecastを並べてみる。旧型ではHDMI延長ケーブルが付属していたが、新型では本体からHDMIケーブルが接続される形態になったため不要となる。実際にテレビに接続する。旧型は付属するHDMIケーブルを使って接続したときであるが、太いHDMIケーブルで取り回しがやりにくい。新型では柔軟性のあるHDMIケーブルが使われているため取り回しが楽である。なお、Chromecastは5Vへの電源供給が必要。Chromecastが信号を受けたとき、テレビの電源を入れてHDMI入力を切り替える機能を持っているので、付属ACアダプターで電源を供給するようにした。テレビのUSB端子から供給することも可能だが、テレビの電源が入っていないときには供給できないため、この機能は使えなくなる。■新型ChromecastのセットアップChromecastのセットアップは、旧型とほとんど変わらない。Chromecastテレビに差し込んで入力を切り替えるとテレビにはセットアップせよと表示される。セットアップは、PCやスマートフォンなどから行えるが、Androidのスマートフォン用アプリ「Chromecast」で行った。アプリでデバイスを見ると、既にセットアップ済みのChromecastと共に今回の新型であるChromecast6800が表示され、セットアップが必要と表示。Chromecast6800を選択すると、設定開始の表示。デバイスにコードが表示されたかの確認が行われる。テレビには同じコードが表示された。次に無線ルーターのWi-Fiに接続するためにネットワーク名とパスワードを入力。ここで指定したネットワークは5GHz帯でIEEE802.11b/g/n/acに対応したものである。Chromecastの名前を付ける。今回は変更しないで進めた。Chromecastをネットワークに接続中。テレビにも同様に表示。接続が終わると、Chromecastのアップデートが始まる。このとき旧型では単なる表示jのみだったと思うが、新型では動画になっていた。スマートフォン側でも同様に表示。アップデートの取得が始まる。アップデートの更新が開始。更新が進む。何らかの理由でアップデートに時間が掛かった模様。それでもアップデート成功し、Chromecastは再起動してキャスト準備完了となった。スマートフォン側でも準備完了。そしてミラーリングするときのリストに現れ、テレビに表示できるようになった。■新型Chromecastの特徴と使用感新型と旧型と比較するとWi-Fiの通信に関するものが大きい。高性能指向性の独立した3 本のアンテナが搭載され、Wi-Fiに最適なアンテナと高周波を使用できるとなっている対応するWi-Fiの周波数が2.4GHz帯だけでなく、5GHz帯もカバーするようになった。混雑が少ない5GHz帯で使用することで安定して通信が可能となる。IEEE802.11b/g/nの対応に加え、IEEE802.11acにも対応、これにより高速通信が可能となる。私の家ではacに対応しているルーターを使っていた関係で、実際にYoutubeの動画を選んでテレビに表示されるまでの時間は、上記のように高速化されているので旧型よりも早く感じる。しかし、ミラーリングしてもタイムラグは少なくなったとは思えないし、他に特別な機能があるわけでもなく旧型とほとんど変わらないしわからない。最新のデバイスを手に入れたという自己満足度はあるものの、あえて旧型から買い換えるほどの満足度は得られないというのが実感。acに対応していないルーターを使っている場合、新型Chromecastを買うメリットはない。ac対応のルーターを使っていたユーザーでもそれほどのメリットはないので買い換えは必要がないと思われる。安めの旧型がある現在なら目的が得られるなら満足度は達せられるであろう。そして旧型が入手できなくなれば仕方なしに新型を買うしかないだろう。