ここ最近の出版関係のニュースでもっともショックだったものがABC六本木店の閉鎖だった。ABC・・・青山ブックセンター。
あの六本木店のすぐ近くで臨月まで働いていた私は、バブル期終焉をものともせず、せっせと本を買っていた。店内に一歩入ると他の書店とは違う、うず高く積まれた洋書と最新のモード系ファッション誌とこだわりのあった新刊の紹介・・・・。あの店一軒買い占めたいくらいに好きだった。客層や匂いなんかも。友人や恋人とも待ち合わせしたし、いろんな芸能人にもたくさん会ったなあ。朝5時まで営業しているから、酔っ払ったぐるぐるの頭で本を選んだこともある。いつかお金が貯まったら、ロバート・キャパの写真集を買うんだ・・・などとよく思っていた。日本語を話さないアメリカに住む恋人のために、せっせと日本語学習のテキストを買って送ったりしていたな・・・・。あの店がまさかつぶれるなんて思いもよらかった。こんなに世の中のひとたちが本を読まなくなる日が来るなんて、予想もしていなかった。1日中ネットでニュースや関連記事を検索した。熱烈ファンが多い店だから、皆自分たちの足で店に出向き、店の看板や店内の様子なんかをデジカメで収めてアップしていた。自分がそういうフットワークができない場所で暮らしていることが、はがゆかった。誰かが亡くなったり、何かが終わったりするとき、よく私たちは「1つの時代が終わった」と言うけれど、このとき私は確かにそう思った。
で。
こんなニュース
青山ブックセンター、六本木店で営業再開PRフェア が飛び込んできました。やっぱりね。つぶれるわけがないじゃないか。絶対再開してもらいたい。たとえ、いろんなことが変わっても、あの場所にはあの書店がなくてはいけないのだ。
また
1冊読みました~♪