50年~60年代のジャッキー・マクリーン のアルバムの大半は
プレスティッジとブルーノート盤で押さえる事ができる。
もっとも、プレスティッジの前後にはそれぞれアドリブ、ジュビリーという
レーベルに1枚ずつ作品があるのだが、それはさておき、彼にとって
プレスティッジは居心地のよい会社ではなかったらしい。
そんなジャッキー・マクリーン に声をかけたのが
ブルーノート社長アルフレッド・ライオンだった。 「ジャズの範囲でなら何をやってもいい。君に任せる」
と言われたジャッキー・マクリーンは大発奮。
当時関心を寄せていたオーネット・コールマンからの影響も取り入れたり
部分的に無調を導入した曲などを揃えて、ブルーノートへの
初リーダー録音を飾った。
それが本アルバムの59年に録音された3曲である。
ソニー・クラークがヨレヨレに聴こえるのはおいらだけ?
後半の3曲はティナ・ブルックスとの共演でジャズ喫茶では
ダンゼン、こちらの方が人気のようだ。
本作未収録の3曲とともに『ストリート・シンガー』と言う
CDにまとめられており“黄昏たハードバップ”を満喫したい方は
むしろそちらをお薦めする。
「フィデル」、「ガーナ」、「ジャワ」といった曲名は当時の社会情勢の反映だろうか。
ジャッキーズ・バッグ+3/ジャッキー・マクリーン
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