ジャズ界に衝撃を与えた、オーネット・コールマン・カルテットによる問題作。
このアルバムの頃からフリー・ジャズへと本格的に突き進んでいくことになる。
多くのミュージシャンにカヴァーされている代表曲「ロンリー・ウーマン」を
筆頭に、斬新なアドリブが展開された名演ばかりを収録している。
このフリー・ジャズと言うシロモノは、ジャズの【芸術的側面】から言えば
発展させたということに異論を唱えるつもりはない。 のちのジャズメンたちが、いわゆる【先祖がえり】をしてしまう事から言っても
結局は、フュージョンと分類されてしまうことを考えても、フリー・ジャズが
ジャズの終着駅、または最高峰のジャズなのも知れない。
しかしながら、商業的には、全くといっていいほど、落ちぶれて行く事になる。
おいらが好きな、ハードバップ期のアーティストのほとんどが
亡くなるか、ジャズ・ロック、フリー・ジャズ、フュージョンの方に
なかば転向せざるを得なかったワケだし、相変わらず、ハードバップしかしなかった
【カタブツ】たちは、結果として取り残されていくことになる。
この、フリー・ジャズと言うジャンルだが、簡単に言うと
【拍子・コード・リズム・ハーモニー】すべてにおいてフリーになる。
束縛されない といった意味だが、それがゆえに、万民に受け入れられる存在ではなかった。
そう言うおいらも、フリー・ジャズだけは、受け入れられないし
受け付けない(汗)。
しかし、このアルバムはそこまでフリー・ジャズしていないので
【食わず嫌い】の方は、聴いてみて損はない。
【食わず嫌い】→【食ったがやっぱりダメだった】
【食わず嫌い】→【食ってみたら旨かった】
どちらになるかと言う保証は、しかねるが。
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