1956年にメンバーを引き連れてジャズ・メッセンジャーズを
辞したホレス・シルヴァーは、とりあえずドラマーに
ケニー・クラークを起用して『シルヴァーズ・ブルー』を
収録。 しかし、この直後ケニー・クラークが渡仏。
ルイ・ヘイズをドラムスにクインテットを結成した。
そのバンドで放った第1作が「セニョール・ブルース」で
有名な本アルバムだ。
この人気曲はビル・ヘンダーソンが歌ったヴァージョンも存在し、
シングル・レコードとして発売されたことがある。
ジャズ・メッセンジャーズを離れたホレス・シルヴァーは自分の作曲能力を
フルに生かすために、器用なドラマーを探していた。
アート・ブレイキーは鷹揚で熱いドラミングが信条だが
器用なタイプとは言えない。
そこへ行くと当時まだ十代だったルイ・ヘイズは、複雑なラテン・リズムも
こなすことができる逸材だった。
本アルバムでも、ドナルド・バードやハンク・モブレーが
ハードバップ・スピリットを遺憾なく発揮している。
これ以降『フィンガー・ポッピン』『ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ』
『ソング・フォー・マイ・ファーザー』など
ファンキーなヒット作を数々生み出していく。
(参考アルバム参照されたし)
このアルバムからホレス・シルヴァーの快進撃は始まったのだ。
6・ピーシズ・オブ・シルヴァー/ホレス・シルヴァー
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6・ピーシズ・オブ・シルヴァー+3/ホレス・シルヴァーを
加筆・修正したうえで転載
今の気分! 魅力も参照されたし
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