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★アメリカ大陸横断の旅 ~その1DAY 1(第一日目): アルバカーキーまで、予定走行距離1050Km、8.5時間![]() 朝6時40分 朝日が眩しいが雲が少し気になる。 エクステリア・チェック(外部点検)を簡単に終え小型機セスナのような日本車のセダンに乗り込んだ。 普段乗っているミニバンと違い車高が低いので落ち着かない。 イグニッション・キーを回しエンジンを掛けエンジン音を聞きながら航法装置の作動確認、リアビューミラー、シートの位置調整などをした後、基地を出発したのが朝の6時55分。 ログにATD LAS(Actual Time of Departure at Las Vegas)0655と記載した。 3分の2ほどを示していた燃料計に気づいていたのでAチャンが良く使うスプリング・マウンテン通りのガス・ステーションに寄りリフュエル(給油)した。 スプリング・マウンテン通りを東に走りI-15のNorthbound(北行き高速道路15号線)に乗ってダウンタウン経由でフーバー・ダムへと向かった。
アリゾナ州とを結ぶ新しい橋の工事が進んでいる。 完成後は片道が一斜線の慢性フーバー・ダム渋滞が減ることだろう。 市内から1時間弱ほど走りアリゾナ州側のフーバーダムを抜けると少し南ネバダ州とは異なった道路になる。 灰色っぽい肌色の自然の広がる風景の中、強引に小さな丘を切り進むランウェイ(滑走路)のような直線の道路が多いのだ。 アメリカの土木工事の底力を見せ付けられる風景だろう。 まあ、日本でも山にトンネルを掘るのと同じと言えば同じだが、広大な地平線の向こうまで真っ直ぐに伸びる道路にはいつも感心させられる。
山に囲まれた砂漠の町、ラスベガスを離れてコロラド河の流れるアリゾナ州に入ってからさらに一時間も走ると次第に緑も見えて来る。 ![]() 途中で追い越したトラックには観光客に人気のコロラドの川下りに使われる大きなゴムボートが積まれていた。 川下から戻すのにはこうしてトラックを使っていたのだった。 この一週間に及ぶ川下りツアーはかなり楽しいらしい。 ワシも近い冥土の土産に若いメイドを連れて行こうと思う。Photo by Mr. Oyde アリゾナ州の中を走ること3時間弱で最初のREST AREA(休憩区)に到達した。 まだ疲れはなかったが腰と背中を伸ばすため停車することにした。 足の方は幸いコンパクトな長さの為か疲れていなかった。 ![]() ![]()
小さな森の中に設けられた少しオゾンを感じられる快適な空間だった。 大きなガゼボのような建物にアリゾナの情報が沢山掲示されていた。 Photo by Mr. Oyde ![]() 休憩地の男子用のトイレ。 まあまあ清潔な感じではあった。 大便用の個室の足元が丸見えなのはセキュリティ(安全)の為だ。 トイレに行ったらハンカチを持っていない60過ぎと思われる毛色の違う(って、黒髪のワシほうだ!)隣に居たおっさんが手を振って水を落とすのでしっかりこちらに冷たい水が掛かった。 “ Go● D●mn You Fu●king Bas●ard!” と注意しようかと思ったが年寄りの冷や水(意味が違う)と考え止めた。 (●にD・A・C・Tと入れると意味が通じる。 ワシは上品なのでこんな言葉は使わないが、米人にこう言われてニコニコしている日本人ではいけない。) 予定より遅れること1時間弱。 最初のチェックポイントの町、フラッグスタッフに昼前に到着した。 一時間もの遅れは時差のせいの計算違いかと一瞬思ったがアリゾナ州は夏時間制度を採用していないのでPST(大西洋標準時刻)と同じはずで、どうやら遅れの原因は最初の朝の給油、フーバーダムでの徐行、休憩地区での消費時間のせいだったようだ。 ちょっと狐に騙された気分だった。 騙されたと言えば: ■ コピー 新入社員の頃の天然OLのN子、ボケ課長から御用を言い付かった。 B課長:「あの、君、これB1でコーピーして!」 N子:「はい!」 と元気良く書類を持って行ったが中々戻って来ない。 半時間ほどしてようやく戻ってきた。 N子:「課長! この会社、B1なんてありません! ワタシを騙したんですか?!」 B課長:「B1って・・・・コーピーのサイズのことだよ・・・」 (この地下一階事件以来、N子はコピーをコーピーと言うB課長を嫌っている。)
最初のチェック・ポイントのフラッグスタッフではこれまでアメリカでは行った事のないレストランで食事をしようと見つけた“COCO’S”に入ることにした。 一応「ベーカリー・レストラン」との表示がありパンが美味しそうだったが、アメリカの事なのでまたイースト菌の臭いの強いパンもあり得ると思い戦々恐々であった。
メニューはかなりまとも風であった。 特にランチのスペシャルが安い♪
コーパイ(副操縦士、Co-Pilot)ではないが右の席で居眠りばかりをしていた若い運転助手と注文した品は笹身と野菜を包んだラッパーとベーコン、トマトなどを挟んだBLT風のサンド。 ランチスペシャルなのでお好みのスープ(3種類から選ぶ。 写真はコーン・ボタージュ・スープ)とシーザーサラダが付いて来て日本円でチップ込み800円ほどの良心的な値段で味も合格だった。 ところで、今回の旅で感じたのはレストランチェーンの”Denny’s”の多いことだった。 ラスベガスのストリップ通りにこの3月、長く一等地に君臨していた“Denny”の跡地に”Hard Rock Café”がオープンし先日、3階建てのすべての施設がオープンした。 幸先の良い満足のできる昼食を済ませ、さらにルート66と平行して走る40号線を東に向かった。 ![]() 30分ほどで昼食を済ませた後、次のチェックポイントのニューメキシコ州、ギャロップへと車を走らせた。 懐かしいナット・キング・コールの歌うルート66の歌(Get Your Kicks on Route 66)でも出てくるギャロップまでは180マイル、約288Kmだ。 2時間半ほどで到達する予定とコーパイが計算していた航行プランを確認し出発時間を記入した。 ![]()
この旅の途中、車を牽引しているRVや引越しでレンタルのトレーラーを引いている車を良く見かけた。 リタイア後こうして全米をゆっくりキャンピングカーで回るのも楽しいかもしれない、と広い空白い雲を見て思った。 ![]() 現地時間15時15分にニューメキシコ州境を越えてから少し走るとビジター・センターがあったので資料収集を兼ねて休憩、停車することにした。 ニューメキシコ州は太平洋標準時(PST)から1時間の時差があり一時間損をした勘定だ。
丸い窓の明り取りの付いた館内には無料の資料が沢山並んでいた。 トイレも明るく清潔だった。 Photo by Mr. Oyde 第二のチェック・ポイント、ギャロップを午後3時44分に通過。 ETA(Estimated Time of Arrival)予定到着時刻は1530としていたので14分遅れになったが、途中でビジター・センターに寄ったのでその時間を加味すればほぼ予定通りで順調な旅だ。 ニューメキシコ州に入り次第に輸送トラックを見かけるようになってきた。 車高の低いセダンで車輪に飲み込まれそうな大型トラックを抜き去るのはちょっと気分が悪い。 気分が悪いと言えば: ■ 干し肉の宣伝 40号線を走っていると道に看板が見えた。 “FRESH JERKY FOR SALE” (新鮮な干し肉販売中) 出来立ての干し肉? 何か生っぽい干し肉を想像すると気持ちが悪い。 ようやく、初日の宿泊地であるアルバカーキーに到着。 宿泊先は東端の町外れだが高速道路からすぐのトラベルロッジと言うアメリカではどこにでもあるモーテル。 インターネットで予約、先払いしていたので一泊4000円弱の破格な値段でプールやジャクジー、コンチネンタルだが朝食も付いている。 隣にはマクドナルド、向かいにはスーパーのアルバートソンもあり、とても便利なロケーションだった。
最初に貰ったカード・キーでロックは解けるのだが、中から誰かがドアを引っ張っているようでどうしても部屋の扉が開かず、フロントに戻り隣の部屋に代えてもらった。
建物は古いが部屋は綺麗に清掃されていた。 シャンプーの他、石鹸は洗顔用と体用の二種類。 ヘヤードライヤーも備えてあった。 Photo by Mr. Oyde
モーテルから道を隔てた反対側にあったスーパー“Albertson’s”の店内の様子。 Photo by Mr. Oyde
スーパー“Albertson’s”で購入したこの日の夕食はパイナップルのデザート、チーズ・ナチョス、ツナとクラッカー、牡蠣の燻製と缶ビールになった。 Photo by Mr. Oyde DAY 2(二日目): オクラホマ州タルサまで、予定走行タイム9.5時間に続く。 |