性描写あり。苦手な方は閲覧にご注意ください。
「アレクサンドラさんの母親は、昔貴方の下で働いていた女官と噂されておりますが、それは事実ですか?」
「はい、事実です。ですが、彼女の名誉を守る為、彼女の名前を公表するつもりはありません。」
ルドルフはそう言って記者達を一瞥すると、彼らは小声で何かを囁き合いながらノートパソコンやタブレットを操作していた。
記者会見は恙なく終わり、アーニャとルドルフは会見場である大広間から出て、ルドルフの部屋へと向かった。
「お父様、わたしはこれからどうなるの?プラハで暮らすことになるの?」
「いや、君がわたしの娘であると世間に公表してしまった以上、君はわたしと共にウィーンの宮廷で暮らすことになる。」
「それじゃぁ、ヘレーネ様とは、もう二度と会えないの?」
「そんな事はない。アッヘンバッハ子爵家は、君の実家でもある。わたしに気兼ねせずに、君は自由に彼らと会ってもいい。それに、学校も通っていい。」
「そうですか・・」
ルドルフの言葉を聞いたアーニャが安堵の溜息を吐いていると、ルドルフが彼女の顎を持ち上げ、彼女の唇を塞いだ。
「お父様、いきなり何をなさいます?」
「挨拶代わりのキスをしただけだよ。」
「誰かに見られでもしたら・・」
「ここには君とわたしの二人だけだ。」
ルドルフはそう言うと、アーニャのワンピースの裾の中に手を入れ、ストッキング越しに彼女の陰部を撫でた。
ルドルフに触れられただけで、その部分が急に熱を持って痺れてくるのをアーニャは感じた。
「実の親子なのに、どうしてこんな事をするのですか?」
「わたしは、君の事を愛しているんだよ・・君のお母さんと同じように。」
「やめてください、嫌!」
アーニャはルドルフの腕の中で必死にもがいたが、男の腕力の前で彼女が敵う筈がなく、ルドルフの巧みな愛撫によってアーニャは何度も絶頂に達した。
それは、初めての経験だった。
アーニャは汗でへばりついた前髪を掻き上げると、熱で潤んだ瞳でルドルフを見た。
「立てるかい?」
「お父様、わたしはこんな事を望んでおりません。」
「その割には、とても感じていたじゃないか?」
ルドルフはクスクス笑うと、アーニャの陰部から指を引き抜いた。
その指先に光るものが何なのかを、アーニャは知りたくなかった。
「どうしてお父様は、わたしを引き取ろうと決めたのですか?」
「それは、君にわたしの子を産んで欲しいからだ。」
「それは出来ません。貴方とわたしは、血を分けた親子です。それに、貴方にはもう皇太子妃様との間にエルジィ様とおっしゃる可愛らしいお嬢様がいらっしゃるではありませんか。」
「シュティファニーとは、国同士で結びついた政略結婚で、愛はない。わたしがあいつにエルジィを産ませたのは、皇太子としての義務を果たしただけだ。」
ルドルフはアーニャの乳房をワンピースの上から揉むと、彼女は甘く喘いだ。
「だが、あいつはエルジィを産んだ時、二度と子が産めない身体になってしまった。」
「わたしが、皇太子妃様の代わりに貴方の・・お父様の子を産めと?」
「君が賢くて助かるよ。君は、その美しさと聡明さを、わたしから受け継いだんだな。」
ルドルフは愛撫の手を止めずにアーニャの耳元でそう囁くと、彼女はルドルフにそっぽを向いた。
「このような事をしても、わたしは貴方を父親としてしか見ません。こんなことをするのは狂っています。」
「狂っている?」
ルドルフはアーニャの言葉を聞くと、突然大声で笑い出した。
彼の気がふれたのかと思ったアーニャは、恐怖で微かに身を震わせた。
「わたしが狂っているとしたら、わたしの両親も、ハプスブルク家も狂っている事になるな。」
「それは、どういう意味ですか?」
「ハプスブルク家は代々近親婚を繰り返してきた・・自分達の結束と血筋をより強固にするために。わたしの母と祖母は、同じヴィッテルスバッハ家の出身だ。近親婚はいとこ同士が多かったが、実の親子や兄妹同士でも古代エジプトの例を見れば珍しい事ではない。」
「だから、わたしに貴方の子を産めと?優秀な子孫を残す為に?」
「ああ。だから君を引き取った。」
ルドルフはアーニャの華奢な腰を掴んで自分の方へと引き寄せ、彼女の両足を自分の腰に巻き付けるような形で抱き上げた。
熱く脈打つものが自分の陰部に押し付けられるのを感じ、アーニャは羞恥で顔を赤く染めた。
「感じているんだろう、アーニャ?」
「そんな事はありません。だから、離してください!」
「さっきの話を聞いていなかったのか?」
ルドルフはそう言ってアーニャのワンピースを捲り上げて彼女の陰部を露わにすると、おもむろに自分の硬くなったものを挿入した。
「痛い!」
まるで身体を二つに引き裂かれるような激痛に襲われ、アーニャはルドルフの背中に爪を立てた。
「お願い、抜いてください。」
「駄目だ。」
ルドルフはアーニャの華奢な身体を激しく下から突き上げると、彼女は苦痛に満ちた悲鳴を上げた。
彼女の太腿を、破瓜の血が赤く染め、やがてそれは白い大理石の上に滴り落ちた。
「ヘレーネ!」
果てる時にルドルフが叫んだのは、自分ではなく母の名だった。
「どうしてこんな酷いことを為さるのです?」
「乱暴に抱いてしまって済まないと思っている。だがアーニャ、君の事を愛しているという気持ちに変わりはない。」
涙を流しているアーニャの手をルドルフが取ろうとすると、彼女は邪険にそれを振り払った。
「貴方は母の娘であるわたしを、母の代わりに愛そうとしているのでしょう、違いますか?」
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