ヒストリカルで、男爵令嬢のトーリィと、ヒーローのコード伯爵が主人公なのですが、ヒロインのトーリィが義父のハーウッドから妹・クレアを守る為、花嫁の首飾りを義父から盗み出すシーンで、「これからどうなるの?」とハラハラしながらページをめくる手が止まりませんでした。
はじめは衝突し合っていたコード伯爵とトーリィの関係が進展してゆくにつれ、トーリィの両親の死の真相が明らかになりました。
花嫁の遺恨を纏った首飾りは、悪人は恐ろしい惨劇に見舞われ、善人は素晴らしい幸運に恵まれるという伝説通り、トーリィは素晴らしい幸運に恵まれました。
とても面白かった作品でした。
三部作の一巻目で、既に完結済みの作品なので、機会があれば残りの二冊も読んでみようと思います。