レーカーズのコービー・ブライアント(27)が、ラプターズ戦で歴代2位の1試合81点を挙げた。
ブライアントは、7本の3ポイントシュート成功を含む46本中28本のFG成功に加え、20本中18本のフリースローを沈めて81得点をマークした。チェンバレンの100点には届かなかったものの、これまでの自己ベストを19点も更新する大暴れを演じた。
コービーは
「何て言ったらいいか…。素晴らしいショーを演じたような気分だ」。チェンバレンの100点ゲーム再現はならなかったが、神様ジョーダンの69点も、デビッド・ロビンソンの71点も、抜き去った。
42分間、ベンチに下がることなくプレーを続けた。62点を挙げた12月のマーベリックス戦では、第4Qに引っ込められた。ジャクソン監督は「目を見張るものがあった。まるで別次元だった」。スタンドプレーを嫌う指揮官の理解が、驚異の81得点につながった。
コービーの所属するレイカーズの監督は、あのジョーダンがいた頃のブルズの監督のフィル・ジャクソン氏。この監督は一人の選手が大量得点を取るのを嫌う監督。
ジョーダンの頃も、ジョーダンは沢山点を取っていてもチームが負けたからです。
ロビンソンとチェンバレンについてデビット・ロビンソンは、ポジションはセンターで、晩年にスパーズのティム・ダンカンとの「ツインタワー」で観客を沸かせた名プレイヤー。軍隊にも入隊していた事から、提督・ロビンソンとも言われた。
チェンバレンに関しては、あまりにも古い為、詳しくは分かりませんが、ポジはセンターで、通算得点が歴代3位。(1位はチェンバレン、2位はカール・マローン、4位がジョーダン)
昔はセンター中心のバスケットだった為、100点もの得点を取れたらしい。 |
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今や、若いキャバリアーズのレブロン・ジェイムスが未来を担う選手と言われていますが
今、全盛期といってもいいコービーが、今シーズンは絶好調。
ここ5試合の平均得点は約45点。しかし、チームは勝率5割くらいでプレーオフ出場も危うい程、勝ててない。もちろんシャックが居た頃とはメンバーも違うわけですが。
コービーとジョーダンの対決をプレイバック
この記事を見て、自分が持っているNBAライブラリで、ジョーダンvsコービーの試合を探してみました。
97-98シーズンの1試合だけ見つかりました。
この年は、ブルズが2度目の3連覇を達成し、ジョーダンが引退した年。
ジャクソン監督が、「ラストダンス」と銘打ったファイナルが有名です。
一方、コービーは、19歳で控えの選手でした。しかし、その頃から優れた才能を発揮し
プレイ時間27分、平均得点23点という活躍を見せていました。
この時、ジョーダン34歳。年の差15歳。
この試合では、ジョーダンとコービーが良くマッチアップしていて、コービーも負けない活躍をしました。ジョーダンのディフェンスを交わしたり、ジョーダンを抜いてダンクを決めたり。
しかし、ジョーダンの卓越した技にコービーのディフェンスがついていけない場面を多く見受けられました。これはしょうがないですが、オフェンスではジョーダンに引けを取らない動きでした。
この試合での面白い一場面を画像で紹介します。
ブルズが20点差以上離し楽勝ムードの中、第4Qの中盤で
コービーがジョーダンの元へ近づいていって会話をしている場面です。
この時、何を話したかというと、コービーがジョーダンに
ポストプレイについて、アドバイスを求めたそうです。
この事についてジョーダンは
肉体的に年を感じた事はないが、この時ばかりは、自分が年寄りに感じた。
とコメントした。
また、コービーは将来間違いなくNBAのスターになる、ともコメントしている。