ネヘミヤ記9章より
ネヘミヤ記9章よりエズラ記とネヘミヤ記は、実は一つに織りなされた書。その書にはお互いに、外側の目に見える実際の城壁と、内側の目に見えない信仰の城壁が、神によって修復される事が描かれています。それは罪の告白により、神への礼拝により(ネヘミヤ記9:1〜5)、実現します。そこには、今まで真実に導かれた、神の恵みと契約が(ネヘミヤ記9:6〜38)、溢れています。イスラエルの民は、悔い改めて再び、約束の神に向かって礼拝を成しています(6〜8)。そして真実な神を体験(9〜25)しています。しかし実際は、目の前にある現実の苦境(26〜38)ばかりです。これこそ、天を仰いで生きる、地上では旅人である、私たちの歩みです。以下、1分de聖書を引用しています。(篠原利治)おはようございます。今日はネヘミヤ記9章「告白の祈り」です。あなたは誠実をもって行われたのに、私たちは悪を行ったのです。:ネヘミヤ記9章33節◆要約その月の二十四日に、イスラエル人は断食をし、荒布を着け、土をかぶって集まった。彼らは律法の書を朗読し、また告白をして主を礼拝した。レビ人の指導者が、台の上に立ち上がり、主に対して大声で叫んだ。「あなたこそ、神である主です。あなたはアブラハムと彼の子孫にカナンを与えると約束されました。あなたはエジプトで私たちの先祖たちの叫びを聞かれ、敵の前で海を分けました。あなたはシナイ山で、モーセを通して、律法を与えられました。あなたは私たちの先祖が子牛を作ったときでさえ、彼らに大きなあわれみをかけ、四十年の間、荒野で養われました。あなたは、入って所有せよ、と言われた地に、彼らを導き入れられました。しかし、彼らは犯行的で、あなたに反逆し、律法を捨て、あなたの預言者たちを殺しました。それであなたは彼らを敵の手に渡しました。しかし、あなたは彼らを滅ぼし尽くさず、彼らを捨てられませんでした。力強い、恐るべき神よ。私たちが悪を行ったので、ご覧ください、私たちは今、あなたが与えてくださったこの地で、奴隷です。私たちの苦しみの中におります。」私たちはこのゆえに、堅い盟約を結んで、それを書き記し、印を押した。(岡崎道成)