160527 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

JH9DMDのTwitter別館

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

サイド自由欄


​​ドップラーシフト電波方向探査実験
(
doppler shift radio direction finder)​

HF帯(0.5~15MHz)の電波方向探査の様子をyoutubeにて公開中。下記URL、または画像クリックでご覧ください。

​​カテゴリー別、ショートカット インデックス
​​電波方向探査​​ --- 
​     (1) ドップラー電波方向探査とは

​     (2) 方探本体部の回路構成
​     (3) 方探アンテナ部の設計
​     (4) アンテナ切り替え部
​     (5) 受信機部と全体結線
​​
​     (6) RDF方探動画「番外編」​​

TA7358AP​ ---
​     (1) 初段のゲインコントロール
​     (2) キャリアサプレッション対策
​     (3) 2mPLLシンセサイザー前編
​     (4) 2mPLLシンセサイザー後編
​     (5) 10MHzD.C受信回路
​     (6) 位相変調回路

バックナンバー

2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11

カテゴリ

カテゴリ外

(0)

工房的SARK110

(0)

工房的TA7358AP

(7)

工房的おかいもの

(0)

工房的はむらいふ

(1)

工房的アンテナ関係

(1)

工房的じさくらいふ

(0)

工房的電波方向探査

(6)
2013.09.16
XML
カテゴリ:工房的TA7358AP

ta7358dsb2

2 *C   20pF   マイク入力=5mV程度

★バラモジ部分のバランスを追求してみた 【2004年10月web発表】

NET上ではTA7358のバラモジに早くから注目されていて、ダイレクトコンバージョン回路が創作されたりなど、安価なICであることもあり自作派の方に認知されていったようです。しかし、私の性分として、「○○用に開発されたICは○○用の回路で使う」というのに逆らいたい人なので、フロントエンド(受信機)以外で使うことをずっと考えていて、ダイレクトコンバージョンが出来るなら、逆に送信用DSB発生回路にも使えるじゃんと考えて組んでみたのが上記回路図です。

最大で-20dBmしか出力が取り出せないのが難点ですが、うまく動作してくれました。

ここでどうしても気になって仕方なかったのが、ミクサー出力から、普通にキャリア信号が出ていることです。全然バラモジじゃあありません。モニター用のAM無線機から「あーあー」と明瞭に聞こえてきたり・・・泣

この頃にはTA7358を使った送信回路などが電子工作書籍などに見られましたが、キャリア漏れに言及している製作記事はありません。見る限りメーカーの推奨回路そのまま何も付加しないままです。これではいくらフィルターを通しても、まともなSSBにはならないのではと考え、キャリアを消す実験もしてみました。

参考にしたのが、昔のSSB/CW機でSN76514をバラモジに使っている場合、CWモードは音声入力ピンにDCをかけてバランスを崩してキャリアを出していた回路です。

ならばTA7358も4ピンにバイアスをかけてやれば何か変化するのでは??? と試したのが回路図にある5kΩのVR で、グラフは4ピンの電圧変化に対してキャリアがどれだけ減衰したかのデータです。

データは絶対値のキャリア抑圧比ではなく、「未対策時の漏れキャリア」との比較でマイナス何dB?です。

それでもかなりの効果が見られました。ただ、最大抑圧時のバイアス設定がクリチカルで、自作機としての安定性は考慮しなくてはならないところだと思います。


キャリア最小点に追い込んだところで波形をオシロで観測してみたのが左記画像です。教科書どおりの波形が見られています。
キャリア12MHz/変調波1kHz








バイアスを崩してキャリアを適度に入れてみてAM波にしてみたところ。変調度48%というところか・・・
キャリア12MHz/変調波1kHz








上記AM波をスペアナで観測してみたところ。
細かい観測が出来ない機種なので鮮明ではありませんが、両側波帯が綺麗に見えています
キャリア12MHz/変調波50kHz






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019.10.22 21:47:04
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.