テーマ:列車事故(118)
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大変痛ましい事件/事故が起きてしまいました。
言わずと知れた、JR福知山線の脱線事故です。 現時点で76名もの方の命が奪われたとのこと。 被害者の方のご冥福を祈ると共に、遺族の方のことを考えると胸が痛みます。 しかし、報道を聞くにつれて、人的災害の思いを抱かずにいられません。 事故の副次的要因であるオーバーランは日常茶飯事だったとか、オーバーランを 起こした運転手は「決意書」を書かされて“今度起こしたら辞職”を誓わされるとか。 おそらく、運転士もかなり精神的に追い詰められていたのだと思いますが、 彼をそこまで追い詰めたのは紛れもなくJR西日本の組織的な管理体制だったと思います。 通常、優れたマネジメントは部下との共創が必要だと思います。 今回の場合、部下を叱責するだけでこの「共創」という意識がなかったのだと思います。 例えばオーバーランの再発防止を、現場の運転士と共に考えるとか、 スピードを出しがちになりそうな場所を一緒に検討するとか、やり方はあったと思います。 公共性・安全性が最も高い現場で、このような実態があったことは悲しいことです。 これを重く受け止め、人的な面での原因追求と、JR西日本以外でも「安全第一」という 意識を再確認してくれることを期待します。 (安全第一とは、安全をお金よりも大事にする、ということだと思っています。) 改めて、被害者の方々のご冥福をお祈り致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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