テーマ:仕事しごとシゴト(23371)
カテゴリ:仕事
「情報の非対称性」という言葉があります。
提供する側とされる側で、持っている情報に差異が生じる、というもの。 ビジネスでは一般的に、販売する側に情報が多く、買う側には少ないものです。 売る側は、相手が“情報を持っていない”という弱みを突き、 不当(と思われるよう)な高額で販売し、利益を上げたりします。 我々、IT系の業界でも「情報の非対称性」を利用した、確信犯的な状況を見かけます。 例えば、 ・ボタンを押してから画面が表示されるまで○秒 ・システム移行すると、今まで動いていた機能がなくなる こういったことはITシステムを販売・開発する側は、当たり前に認識していることです。 ところがいざお客様に売る時は、“受けの良い言葉”を連発し、不都合な点には触れません。 こういったものを「確信犯」とか「問題の先送り」と言うんですね。 ・知っていながらお客様には伝えず、自社の売上だけを目指す ・このままシステム開発を進めると、導入後に不都合が起きることは目に見えているが、 そのことは黙っていて、問題を先送りする こういった行為は、ある意味「詐欺」だと思うのですが、どうなのでしょうか。 「買う側/消費者がもっと賢くなれ!」といった論調もありますし、ごもっともです。 ですが、それだけでは悲しいですね。 売る側は“プロ”ですし、お金を払うわけですから、隅々まで気を配ってほしいものです。 “受けの良い言葉”だけで売ると、大抵は後々で不都合が生じ、揉め事になります。 個人的には、絶対に確信犯にはなりたくないですし、揉め事になるとわかっていながら “沈み行く船”には乗りたくないものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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