テーマ:仕事しごとシゴト(23383)
カテゴリ:仕事
この6月14日に、東京メトロの副都心線という新線が開業しました。
私は週に3、4回は新宿三丁目、東新宿という駅を通過するのですが、 この副都心線で開業初日からトラブルが連発していたことを知りませんでした。 (新宿三丁目、東新宿はいずれも副都心線も通っている駅です。) このトラブルを、ITシステム開発に近い視点で考えたのがこのコラム。 コラムの後半で述べられている「『ニーズ』がトラブルを招く」という考え方に甚く共感です。 そもそも、ITシステムは「省力化」のための道具です。 計算するのも、分析するのも、サービスを提供するのも、全ては人手を「省力化」したものです。 ここで言う「ニーズ」とは、作業の自動化や機能・デザイン・性能・品質などへの「要求」です。 便利なもの、速いもの、使いやすいもの、そういったニーズからITシステムが開発されています。 ところが「ニーズ」というものは、増えれば増えるほど開発者への重荷となります。 開発する量や「ニーズ」を満たしているかの検証作業、他のシステムとの連動など、 「ニーズ」が増えれば増えるほど、システムの複雑性は増していきます。 システムの複雑性が増すとどうなるか、必然的にトラブルが起きやすくなります。 1+1 は間違えなくても、 √{(3+4)*8^3/5} / ∫{(2*3)/4+5^3-4*2} という数式は間違えやすいでしょう。 (答えは私もわかりません・・・、そもそも積分の式が正しいのかさえも曖昧・・・) 複雑になればなるほど、開発者も間違えを起こしやすくなるんですね。 私も多くのITシステム開発に携わってきていますが、なるべく単純化できるように努めています。 難しいシステムも、単純な機能の組み合わせで実現したり、複雑な計算は避けたり。 複雑な計算が必要な場合は、段階的にシステムを開発するようにしています。 ただし、新規開発の場合は良いけれども、既存システムがある場合はこの限りでなかったり。。。 オーダーメイドでシステムを開発する以上、どうしても「ニーズ」が避けられません。 ですが、何とか「ニーズ」の単純化や「最小のニーズで最大の効果を」などと考えつつ、 日々精進しております。 ![]() --- 副都心線にちなんで・・・ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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