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じゃんす的北京好日子 東京編

じゃんす的北京好日子 東京編

第11回:広告合戦勃発!外資vs中国

  
第11回:広告合戦勃発!外資vs中国

  ワールドカップ(W杯)期間中、各企業の宣伝活動も盛んに行われています。

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  CCTV(中国中央電視台)ではW杯の全試合が放映されていることを前回紹介しましたが、各試合の合間には、アディダスや乳製品メーカーの伊利実業といった大企業のCMが流されています。いずれのCMもW杯期間用に制作されたものです。新聞や雑誌にもW杯に絡めて制作された広告が多数掲載されています。今回は中国で展開されている外資系企業と中国企業の広告を紹介していきたいと思います。

  アディダスは、北京の繁華街で、観光地としても有名な王府井に巨大な看板広告を設置しています。ペプシコーラもベッカムやロナウジーニョといった有名選手を起用して広告展開しており、繁華街にペプシデザインの店舗を設置して営業しています。ナイキも「JOGA BONITO」の特大広告を王府井に設置しています。プーマはペレを起用した広告を駅の通路に掲げました。

  中国企業も負けていません。レノボは今年4月に、ロナウジーニョと世界市場での広告契約を締結し、大規模な広告活動を展開しています。中国移動(チャイナモバイル)は携帯電話かW杯指定サッカーボールが当たる抽選キャンペーンを実施。参加者はインターネットもしくは携帯電話から、好きな出場国を指定することでキャンペーンに参加できる仕組みになっています。家電大手の康佳(コンカ)もW杯に絡めたキャンペーンを大々的に展開しています。

  今回はW杯を機に中国で大々的な宣伝活動を展開する外資系企業、中国企業を紹介しました。


<全15回>
第1回:広報担当者必読の中国広報事情
第2回:広報活動にともなうチャイナリスク
第3回:チャイナリスクの対応方法
第4回:社会貢献活動をPRすべし
第5回:欧米企業の社会貢献活動PRに学べ
第6回:中国でプレスリリースを発送する
第7回:中国メディア、記者対応の注意点は
第8回:大きい中国、市場はたくさん
第9回:中国でのPR戦略は多様化が必要
第10回:W杯報道に見る中国メディア事情
第11回:広告合戦勃発!外資vs中国
第12回:新聞雑誌、中国人はどこで買う?
第13回:中国のネット人口1億2300万人に
第14回:広報とホステスの深い関係
第15回:靖国参拝への中国メディアの反応


中国広報担当者向けのおすすめ書籍:
中国で「売れる会社」は世界で売れる!
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著者:徐向東
出版社:徳間書店
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中国ビジネス最前線で活躍する徐向東さんの著書。最新事例満載です。
私の書評はこちら

ブランディング・イン・チャイナ
「ブランディング・イン・チャイナ」
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出版社:東洋経済新報社
価格:2310円(税込)
21世紀、人口13億人の大消費市場、中国を舞台に世界規模のブランド競争が繰り広げられている。各ブランドはどのような戦略を持って中国市場に進出しているのかに迫り、そこから日本企業勝ち残りの方法を探る。

中国情報源(2006ー2007年版)
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著者:21世紀中国総研
出版社:蒼蒼社
価格:3150円(税込)
中国を担当しているあらゆるビジネスマンに役立つ本です。1冊買っておいて、デスクに置いておきましょう。非常に便利な1冊です。



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