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じゃんす的北京好日子 東京編

じゃんす的北京好日子 東京編

第12回:新聞雑誌、中国人はどこで買う?

第12回:新聞雑誌、中国人はどこで買う?


  新聞の家庭への宅配制度が浸透している日本では、新聞は主に自宅へ宅配してもらい、雑誌は書店で買うという人が多いでしょう。中国ではどうなのでしょうか。

  中国の都市部においては街頭に「書報亭(新聞雑誌スタンド)」があり、多くの人々が利用しています。新聞はだいたい0.5元―1元で購入できます。北京市民に大人気の夕刊紙「北京晩報」は0.5元で購入できます。夕方街を歩いていると、「ワンバオ、ワンバオ、ベイジンワンバオ(晩報、晩報、北京晩報)」という宣伝の声が北京の街にこだまします。

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  この「書報亭」、見た感じは小さいですが、新聞雑誌の品揃えは豊富です。新聞では「機関紙(政府系)」「大衆紙」、「夕刊紙」「スポーツ新聞」「テレビ番組」「芸能情報紙」などが陳列されており、雑誌も「ビジネス誌」「ファッション誌」「女性誌」「IT誌」など豊富に陳列されています。

  Oggi、Ray、Cancamなど日本でお馴染みのファッション誌の中国版も販売されています。

  中国で媒体戦略を考える場合、公称の発行部数のみを見るのではなく、実際に市民がよく利用している「書報亭」での売れ行きもチェックしておいたほうがよいと思います。

  ちなみにこの書報亭には、雑誌や新聞以外にも「飲料水・ジュース類」、「IPカード」、「携帯電話番号」なども販売されており、都市市民にとってなんでも屋的存在でもあります。


<全15回>
第1回:広報担当者必読の中国広報事情
第2回:広報活動にともなうチャイナリスク
第3回:チャイナリスクの対応方法
第4回:社会貢献活動をPRすべし
第5回:欧米企業の社会貢献活動PRに学べ
第6回:中国でプレスリリースを発送する
第7回:中国メディア、記者対応の注意点は
第8回:大きい中国、市場はたくさん
第9回:中国でのPR戦略は多様化が必要
第10回:W杯報道に見る中国メディア事情
第11回:広告合戦勃発!外資vs中国
第12回:新聞雑誌、中国人はどこで買う?
第13回:中国のネット人口1億2300万人に
第14回:広報とホステスの深い関係
第15回:靖国参拝への中国メディアの反応


中国広報担当者向けのおすすめ書籍:
中国で「売れる会社」は世界で売れる!
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著者:徐向東
出版社:徳間書店
価格:1575円
中国ビジネス最前線で活躍する徐向東さんの著書。最新事例満載です。
私の書評はこちら

ブランディング・イン・チャイナ
「ブランディング・イン・チャイナ」
著者:山下裕子 一橋大学BICプロジェクトチーム 
出版社:東洋経済新報社
価格:2310円(税込)
21世紀、人口13億人の大消費市場、中国を舞台に世界規模のブランド競争が繰り広げられている。各ブランドはどのような戦略を持って中国市場に進出しているのかに迫り、そこから日本企業勝ち残りの方法を探る。

中国情報源(2006ー2007年版)
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著者:21世紀中国総研
出版社:蒼蒼社
価格:3150円(税込)
中国を担当しているあらゆるビジネスマンに役立つ本です。1冊買っておいて、デスクに置いておきましょう。非常に便利な1冊です。


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