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テーマ:中国&台湾(3301)
カテゴリ:北京で働く
北京に来てからというもの、様々な経験を積んでいますが、またおもろい経験をしました。プレスイベントで日本人のオリガミマスターとして、折り紙を折ってきました。
このイベントでは、世界各国のブースが用意されていて、各国ブースに本物のその国の人間を配置して、その国独特のパフォーマンスをさせるということをやっていました。日本ブースではオリガミマスターが折り紙を折るということになっており、私がオリガミマスターになりました。 富士山のバックドロップを背景にへんてこな和服を着せられ、折り紙を折りました。この和服の袴はスカートでした。外国人から見ると、袴はスカートに見えるんですね。 フランス人と、日本人女性オリガミマスターと。 女性のオリガミマスターはかぐや姫のような格好をさせられました。オレンジの蛍光色の着物でした。ご協力いただいたのはBe-Bloggersの某女性ですが、本人のブログに書いていないところを見ると、恥ずかしくて言いたくないかもしれませんので、お名前は伏せておきます。でもBe-Bloggersのメンバーならわかるかな。 ブースの展示台のところに、いくつか前もって作っておいた折り紙を展示しておいて、イベント中はその場で折り紙を折るパフォーマンスを見せるというものでした。折り紙折るのを見て何がおもしろいのか、と思いますが結構ウケていました。写真をたくさん撮られて、ディズニーランドのキャラクターになった気分でした。 それぞれのブースに1人ずつコンパニオンの子がつきます。 この子、我々のブースに来る記者たちに、 「ここに展示されている折り紙で気に入ったのがあればお持ち下さい。もし気に入ったのがなければ、作らせますから何でもリクエスト下さいね。」 と、「ちょっと待ってよ」といいたくなることを言ってました。 来場者からは 「紫の紙で鶴を折ってくれ」とか、 「今日は私誕生日だから、馬を追って欲しい(馬年なんだろうか。馬なんて折れないよ)」 などなどリクエストをもらいました。 鶴が一番人気がありました。 手裏剣や兜、着物という折り紙も人気でした。 海外に来ると、自分が日本人であることを意識しますね。 富士山バックに、和服で折り紙ですよ。これが海外からみた日本のイメージなんですかね。和服は七五三以来着た事が無かったですよ。 来場者の中にあるスポーツ用品会社の人がいて、「今度うちのイベントでも披露してもらえませんか」とスカウトされてしまいました。あと、当日着ていた多国籍バンドの人からも、この人たち各地を公演してまわってるようなのですが、「我々と一緒に公演して回らないか」とこれまたスカウトされてしまいました。折り紙マスターとして生きるのもおもしろいかもしれません。 ここから余談ですが、 別に私は折り紙が上手いわけではなくて、まったく普通です。 引き受けてみたものの、鶴の折り方も忘れていました。 しかし便利な世の中になったもので、Googleで「折り紙」「折り方」で検索したらこんな便利なサイトが見つかりました。 「おりがみ チャレンジ100」 http://www.origami.ne.jp/origami-0.html ここで鶴とかヤッコサンとか復習していたら、はるか昔の幼稚園時代や小学校時代の先生や友達のことをぶわっと思い出しましたよ。 先週だったか、新しく入ってきたアメリカ人のB君が私のブースに来ました。彼、強面(コワモテ)で黒スーツ着てたらマフィアのようで迫力があるんです。何の用かと思ったら、「日本人のプロフェッショナル折り紙マスターを探しているんだが、どこで紹介してくれるかな、日本大使館かな。」と訊ねてきました。そんな職業聞いたことないし、北京にいないだろう、と答えると、「どうしよう」という表情。話を聞いて見ると、そんなに高いレベルは要求していないので、「じゃあおれでいいじゃん」というと、「じゃんす、折り紙折れるのか!」と驚いてました。そういう過程で出ることになったのです。 あと、中国で市販されている折り紙は微妙に正方形でなかったりします。 鶴などを折るときは結構致命的です。 折り紙を折りながら思ったのですが、これは結構細かい作業なんですよ。あと、自分はけっこう大雑把な性格だと思っていましたが、端が揃っていなかったりするとやはり気になります。こういう細かい作業ができるのは日本人の特徴で強みなのかもしれません。 次はどんなことをやるんだろう 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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