-PKを見事に決めたイタリア(意大利)のトッティ(托蒂)-
昼休みにみんなが集まって何かおもしろそうな映像を見ています。
近くに行ってみると、先日のイタリアVSオーストラリア戦のPKの場面でした。
これはPKの場面がおもしろいわけではなく、解説のアナウンサーの半狂乱実況がおもしろいのです。早速メールで広まってるようです。
中国のCCTVでご覧になっていた方は気付いていると思われますが、あの実況のアナウンサーは明らかにおかしかったですよね。
普段の中国のサッカーの実況は、自分の国が出ていないこともあってか、何となくおきらくムードです。選手が転んだりすると、「あの選手こけちゃったねー、あっはっは」とか普通に笑ったりします。
それが先日のPK戦でトッティが決めた後、CCTVの実況アナウンサーが「偉大なイタリア!イタリア万歳!」と叫び出しました。日本のサッカー中継でも「ゴーーーーール!!」と絶叫しますが、これはまあお約束ですし、なんとなく芝居がかってる感じもします。今回の実況アナは感情高ぶって我を忘れている感じで異常でした。
絶叫コメントは以下のような内容です。
千万不要給澳大利亜机会!
不要給澳大利亜留下任何机会。
澳大利亜人可以回家了。希丁克輸在了自己的保守。
希丁克輸在了自己的優柔寡断,他可以回家了。
偉大的意大利!意大利万歳!
オーストラリアにチャンスを与えるな、オーストラリア人は国に帰っていいですよ、ヒディングはその優柔不断さで負けたんだ、偉大なイタリア、イタリア万歳、と完全にイタリア寄りコメント。
実際に、この中継の後、「あのアナウンサーはいったいどうしちゃったんだ?」という問い合わせが局に殺到したそうです。
黄健翔イ尓怎麼了?
http://www.cqcb.com/gb/map/2006-06/27/content_1028351.htm
この渦中のアナウンサーは黄健翔さんといいます。
入社13年目で経験も豊富なアナのようです。
弁解(?)のコメントとして、
「イタリアチームに思い入れがあった。オーストラリアチームは好きではなかった。」
「私は人間であって、機械ではない(つまり感情があるということですね)。」
と言っています。
もし日本がオーストラリアに勝って、イタリアと対戦してたら、さらにひどい中継をされていたかもしれません。
それにしてもあのプレッシャーで決めるとはトッティさすがですね。トッティは中国語で
「托蒂」といいます。PKは
「点球」です。
観戦してたオーストラリア人は気分悪かったでしょうね。人気ブログランキング