今日タクシーの助手席に乗って、運転手が制服を着ていることに初めて気付きました。
新華社の報道によると、7月26日から開始されていたようですが、普段後部座席に乗っているため気付かなかったみたいです。
北京の運ちゃんの服装は随便(てきとー)で、こざっぱりした人もいれば、数日間洗濯していないようなよれよれTシャツの人もいました。それが今はクリーム色の半袖シャツにスラックス、なんとネクタイまで締めているのです。
オリンピックを直前に控え、イメージ向上活動の一環でしょうね。
それにしても「鶴の一声」でこうも簡単に変わってしまうことに驚きでした。
以前は車中から見るものすべてが珍しかったので、助手席に座って運転手さんに「あれは何?これは何?」と色々質問して会話していたのですが、最近はそんな好奇心もなくなり、ほとんど会話しなくなりました。
でも今日はさすがに好奇心が沸き、運転手さんに色々聞いてみました。
じゃんす:「それ制服ですか?」
運転手:「そうだよ。会社から支給されたんだ。」
じゃんす:「着用しないといけないんですか?」
運転手:「そうだね。特にオリンピック期間中は必ず着なくちゃいけない。オリンピック終わったらどうでもよくなるんだろうけど。」
じゃんす:「着ないと罰金とかあるんですか?」
運転手:「あるよ。そんなに多くないけど。100-200元くらいかな。」
じゃんす:「制服着るの面倒くさくないですか?」
運転手:「そんなこともないよ。好看(見た目がいい)だし、気に入っているよ。」
意外と運転手さんからも好評みたいです。
ただし、ちゃんと着用していない運転手さんもいるみたいです(
ダーシーさんブログ参照)。
そういえば、一般に北京のタクシーの運ちゃんはニンニク臭く、夏場は毎年「空調をオンにして窓閉めて臭いを我慢する」、か「窓を開けて換気して暑さを我慢するか」の究極の選択を迫られていました。しかし、最近はニンニク臭い運転手に遭遇する確率が減りました。ニンニク禁止令でも出ているのかも。
気になる制服の写真は以下のニュースをご覧ください。
北京出租車司機"奥運職業装"亮相(新華網)