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GAIAの日記
資料「鈴木藤三郎伝」日めくり 15日
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[ 報徳記&二宮翁夜話 ]
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 台湾製糖社長時代の鈴木藤三郎(利純英氏提供)
資料「鈴木藤三郎伝」日めくり
15日
「黎明日本の一開拓者 父鈴木藤三郎の一生」より抜粋
序
今や我が糖業は頗る顕著な発達をして、内には国内の需要を充たし、外には多量の輸出を実現するに至ったが、その新興時代は明治中期で、糖界の恩人鈴木藤三郎君は当時唯一の砂糖に対する権威者として世上より認められ、大に活躍されたものであった。
顧れば我が国消費糖の大部分は、之を海外よりの輸入に仰ぎし時代に於て早くも同君は糖業に着眼し、率先して精製糖の製造を開始せられ、又台湾領有後島内の情勢尚安定を見るに至らず、産業の開発尚早躊躇の際に於て、糖業をして我が国重要産業の一たらしめ国富の増進に貢献せんとする趣旨を以て創立せられた台湾製糖株式会社に対しては、同君は発起計画の立役者となり、且最初の社長として新事業の難局に当られ、奮闘努力、糖業発展の基礎を作られたる其功績は、実に不朽偉大と云ふべき、ものである。尚君には又一面天才的な発明の才能があって、当時最も特色ある事業家として働かれた事も亦忘るべからざるものである。
種々の苦難を嘗め、疫癘匪賊の脅威を受けつつ新興事業の遂行に力めた創業当業の事を追懐すれば、四十年の歳月は模糊として夢のやうな感がある。今回君の伝記が遺子五郎君の手に依って刊行せらるる事となったが、斯は故人の事績を永久に記録保存し、且我が国産業側面史としても尠からぬ価値興味を有するものであると信ぜられ、真に欣快に堪へず、ここに聊か感懐を述べて序とするものである。
昭和十四年盛夏
台湾製糖株式会社社長 武智直道
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最終更新日
2010年03月15日 06時32分09秒
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