被災者をミュージカルに招待
5月29日 22時17分
原子力発電所の事故でふるさとを離れて避難している人たちを励まそうと、東北を舞台にした劇団四季の人気ミュージカルに福島の子どもたちが無料で招待されました。
ミュージカル「ユタと不思議な仲間たち」は、都会から東北に引っ越してきた少年ユタが土地になじめず、つらい日々を送るなかで、東北に伝わる子どもの精霊「座敷わらし」に励まされながら成長していく物語です。劇団四季は、ユタと同じようにふるさとを離れて暮らす福島の被災者を励まそうと、都内のホテルに避難している人たちを無料で招待し、家族連れなど85人が訪れました。俳優は東北の出身者が多く、舞台も東北弁で演じられ、子どもたちは熱心に見入っていました。3人の子どもと一緒に訪れた34歳の女性は「今の私たちの状況を言い表しているようなお芝居だったので、とても心にしみました。ユタのように強く生きていきたいと思います」と涙ながらに話していました。また母親と一緒に訪れた女の子は「みんなで頑張ろうというメッセージが伝わってきて涙が止まらなかった」と話していました。劇団四季では、この夏、東北3県の被災地を10か所以上を回って、「ユタと不思議な仲間たち」の無料公演を行うことにしています。
☆座敷わらし の伝説で知られた 緑風荘 は2009年10月4日、火災で焼失した。
焼け残ったのは、看板と座敷わらしを祭るホコラだけだった。
旅館に滞在していた客は無事であったが、不思議な噂が流れた。
その火災の際に ちゃんちゃんこ を来た 童子が ホコラのなかに逃げ込んだというのである。
きっと 座敷わらしを案ずる 人の心にしみる 素敵な話である
2010年1月4日岩手日報
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「座敷わらしの宿」に再建エール 二戸市の緑風荘
昨年10月、火災に見舞われた「座敷わらしの宿」二戸市の金田一温泉緑風荘(五日市和彦社長)に、全国から再建を望む手紙や支援金が届いている。築300年以上の母屋など4棟は全焼したが、座敷わらしをまつる神社は火の手を逃れ、新たな伝説も生まれた。例年の繁忙期から一変し、仮住まいに移って家族だけで年を越した五日市さん一家。「3年ぐらいで再開したい」と、新年に思いを新たにする。
緑風荘は戦後開業した。南北朝期、6歳で病死した亀麿(かめまろ)が守り神となり、母屋奥座敷の槐(えんじゅ)の間に現れると言われている。
緑風荘をモデルにした芥川賞作家三浦哲郎さんの児童小説「ユタとふしぎな仲間たち」には、くしくも、座敷わらしが住む旅館の離れが燃える結末が描かれている。
地元では、ストーリーと重ね合わせながらも「座敷わらしが神社に逃げ込むのを見た人がいるらしい」「火事現場で光の球が飛んでいた」など新たな伝説がささやかれる。
槐の間近くに建つ亀麿神社は無傷で残り、ファンが参拝に訪れている。灰を持ち帰る人、テントを張って泊まりたいと希望する人までいるという。
漫画家水木しげるさん(87)は「神社の中にいると思う。再建に向け頑張ってほしい」と声援を送る。
地元からのお見舞いは400件、全国から届いた手紙は500通を超す。目撃体験や御利益などが記され、支援金も入っていた。
「亀麿くんはほこらの中で新しい家ができるのを待っていると思います」「火事ニュースの画像にオーブ(座敷わらしの光の球)が映っていた」「新しい緑風荘で亀麿くんと再会したい」など温かい言葉が寄せられた。
常連客で組織する亀麿会は300人以上から募金を集めた。100泊以上しているという内山正朗会長(58)=北海道岩見沢市=は「緑風荘は非日常の空間。一日も早く再開してほしい」と支援の輪を広げる。
再建の課題は、趣の再現と資金。宿泊客への補償や焼け跡の撤去も大きな負担で、自宅も建て直さなければならず、保険だけで賄えない。母屋については、東北工業大が調査した図面があり、参考になりそうだ。
五日市社長(73)の次男で金田一温泉旅館組合長の洋(しょう)さん(42)は「全国から反響があることに驚いている。期待が大きい分、再建するならば、雰囲気を残してつくりたい。時間をかけても一つ一つ取り組みたい」と感謝し、先を見据える。
最終更新日
2011年05月29日 23時47分53秒