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2014年07月14日
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カテゴリ:広井勇&八田與一
6 ベル氏への手紙第七~一〇信 抜粋
第七信 一九八一年九月八日付 訪日の勧め
「私の今日までの数々の失敗は、皆自分が国人を信じ過ぎたためであると言えます。」
第八信 十月二十一日付 ベルと再会ならず
「あなたは日本へ来られず、逆の方向へ航海してしまわれました。」「哀れな内村はあなたの想像以上に落胆しています。」「昨今は、再び神と国のために尽せるだろう、との希望をいだくに至りました」 
第九信 一九八二年一月十四日付 
「私はただしく真なり、と信じた事をそのままに書き、また語り、その結果はあげてこれを神にゆだねます。私の健康は上々ではなく、今になお不眠症と神経衰弱に苦しめられ、ためにしばしば生きることがいやになります。しかし周囲を見回すとき、我が国がなお私を必要としつつあることを知って勇気を振い起します。どうか私のために祈って下さい。」「エリ、エリ、ラマ、サバクタニ!の無限の意味を考えます。父なる神が私の神でなくなる時、子なる神が私の神となって、再び私を父なる神に連れ戻す。もし神の道の義を人に示す子なる神がいないならば我々は皆無神論者になってしまうと思います。」
第一〇信 五月二十三日付 ベルオランダ訪問計画
「オレンジ公ウィリアムとクロムウェルは私の理想の英雄です。」「クロムウェルに関してはカーライルで読みました。十七世紀はキリスト教史上最も偉大な時代です。その頃の人は皆一生懸命でした。口に言い表す事をそのまま心に固く信じていたのです。」「日本ではパンの問題は実に難しい。哀れな人間は、生きるため、パンに頼らねばならず、空気に頼っていられません。数年間は宗教に関する事業を放棄しようかと考えています。」「全国民から疑いの目で見られている時、遥かな所で日ごと彼のために祈る友のあることを知ることが、その人にとって、どれほどの喜びであるかは、ただ想像にまかせます。」
[内村は大阪の泰西学館に招かれ、関西、熊本へ行く]
7 ベル氏への手紙第一一信~一二信 抜粋 
第七信 一九九二年九月二七日付 泰西学館の窮状
「私たちの友人イー・エス・ウィリアムズ氏が、日曜学校事業に対する四か月分の報酬として同封の小切手を送って寄越されました。・・・八年前に、ポトマック川の堤の上で結ばれたあなたと私との友誼が間接ながら今まさに実を結びつつあります。今度は実際に直接に利用しなければなりません。この小切手を日本内地で現金にかえる方法がなく・・・現金にかえて頂くのが一番安全で簡単な方法だと気付いた次第です」「今度の学校はみごとな清貧の典型です。」
[泰西学館は一八八六年に創立された同志社系の英学校で、校長宮川経輝は同志社第一期生である]
第八信 一九九二年一月十一日付 静との結婚
「父なる神は昨年の末、新しい同伴者を与えて下さいました。『私のいとしい若い妻は 若くて元気できれいです』天上の愛の化身のように純潔で貞淑な彼女は、私の全生活に新しい喜びを加えてくれました。名前はシズ即ちシズカですが、彼女はその名の通りです。彼女は手織娘です。彼女は生みの母以外の教師から、訓練や手引きなど何一つ受けていません。自国語以外操れず自国の生活、慣習以外何も知りません。彼女の抱く信仰、極めて単純なキリスト教を除けば彼女は全くの異教の一女性です。私たちは当地で最低の質素な生活をしていますが、妻は主のためなら更に低い位置に降りる決心をしています。・・・ベルさん、手織の日本娘はその従順、柔和、謙譲の美徳を持ち、天から遣わされた天使のようです。」
[内村は一二月二三日内村は田邊直樹の仲介で岡田シヅ子と結婚した。父は岡田透、京都の判事で弓道の大家。彼は「内村には沢山の敵があるそうだから」と縁談に同意し、「弓をひくとき、汝の臍を見よ、的を見るな」と教えた。彼は娘に懐剣一振りを与えた。彼は内村の志を見守り、内村が失敗し困窮しても責めなかった。後、内村は「僕らが今日あるを得たのは、どんなに貧乏しても、困っても、金持ちの岡田の父が放っておいたからだ」と語った。]





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最終更新日  2014年07月14日 06時39分38秒
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