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カテゴリ:報徳記&二宮翁夜話
現代に生きる報徳1「絶対に緩まないネジ」ハードロック若林社長
私の少年時代は戦時中だったので疎開というのがあって、小学校4年のときに長野県に疎開していました。その時、お婆さんが腰をかがめて種まきをしていらっしゃる。10mほど行ったら腰を伸ばしてって。傍から見て、もっと楽に撒けやしないかと考える。それで、ドラムを作って穴を開け、種を入れ、コロコロと転がしたら、等間隔に種が出る。それを自分なりにブリキで改良したら、ちょっとイケた。大人に見せたら大変ウケた。それを皆に差し上げた。人が喜んだらまた自分もうれしい。人を喜ばしたらまた自分に返ってくる。「盥(たらい)の水の原理」というのがある。昔は女性が洗濯するのに使った盥。盥の中の水は傾けると自分の方に返ってくる。盥の縁の周りを伝って水がまた戻ってくる。盥の水を向こう側へ押しやってみると、今度は自分のほうへ返ってくる。これは会社で言うと顧客満足。お客様を喜ばしたら必ず自分のほうへメリットが回ってくる。そういう仕組みなんですね。これは昔、二宮尊徳の本にも書いてあったことです。それを会社の基本理念にも書いてあります。皆で毎朝唱和して、心を整えて仕事に携わる。自分中心な愚かな心って、製品に反映してしまう。マーケットでは作った本人の心が入っちゃいますから、良いものならよい結果が出るが、悪いものなら悪い結果が出る。それが、商品発売開始時からクレームなしの根源じゃないかな、と私は思っています。心が良い状態で作っても悪い状態で作っても製品の「カタチ」は一緒ですが、マーケットに出たら全然違います。そういう製品が良い方々に触れてもらって、その方が「ああコレ良いから」とまた広がる訳です。これは素晴らしい技術でなくとも、顧客満足。お客様に喜んでいただく製品を提供しようという気持ちがあれば、ちゃんと受け入れてくれる。もちろん品質を安定させる技術もちゃんとないといけませんが(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年08月28日 21時01分40秒
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