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2014年08月31日
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2 『桜町治蹟』を読む
『桜町治蹟』は山本東野氏が編集し、明治四十四年十月下野報徳本社が発行したものである。自序・凡例によると、山本氏は桜町陣屋に三週間滞在し、富田高慶の報徳記などのほか、芳賀郡長青木浦次郎、現物部村長広澤平八、家庭学校長留岡幸助、下野報徳本社幹事長海老澤元蔵、物部尋常高等小学校長笠村勝三、真岡町田村直七、芳賀郡山前村高松甚兵衛の諸氏から直接関接に参考資料を提供され、親しく土地の古老の談を伝えられ編集したとある。いわば二宮尊徳の桜町時代のエピソード集である。
報徳記に漏れている逸話や人物の名前が分るものもあり、また二宮尊徳の考え、教化や教育の方法を知るうえで貴重である。
そのいくつかを紹介しよう。

一 盥(たらい)の水の原理
「盥の教訓 尊徳は実物教授の主義でどこでも説かれ、推譲の理屈も何人にも分かるように話された。人夫などが仕事の休みなどに、タライに水を酌んで置いて、『その水を前の方にばかりかいて見よ。幾ら汗水を流して前へかいてもその水は向うに行ってしまう。しかしこれと反対にこの水を向うにばかり押すというといくら押しても帰って来るばかりである。欲が深く自分の方にばかりかきこんでそう自分の方にばかり来るものでない』と言って開墾事業の視察に行っては実物について話された。これは盥の教訓と言われて名高い話である。」このタライの教訓は、推譲の理を分りやすく譬えで説かれたものだ。


現代に生きる報徳1「絶対に緩まないネジ」ハードロック若林社長
私の少年時代は戦時中だったので疎開というのがあって、小学校4年のときに長野県に疎開していました。その時、お婆さんが腰をかがめて種まきをしていらっしゃる。10mほど行ったら腰を伸ばしてって。傍から見て、もっと楽に撒けやしないかと考える。それで、ドラムを作って穴を開け、種を入れ、コロコロと転がしたら、等間隔に種が出る。それを自分なりにブリキで改良したら、ちょっとイケた。大人に見せたら大変ウケた。それを皆に差し上げた。人が喜んだらまた自分もうれしい。人を喜ばしたらまた自分に返ってくる。「盥(たらい)の水の原理」というのがある。昔は女性が洗濯するのに使った盥。盥の中の水は傾けると自分の方に返ってくる。盥の縁の周りを伝って水がまた戻ってくる。盥の水を向こう側へ押しやってみると、今度は自分のほうへ返ってくる。これは会社で言うと顧客満足。お客様を喜ばしたら必ず自分のほうへメリットが回ってくる。そういう仕組みなんですね。これは昔、二宮尊徳の本にも書いてあったことです。それを会社の基本理念にも書いてあります。皆で毎朝唱和して、心を整えて仕事に携わる。自分中心な愚かな心って、製品に反映してしまう。マーケットでは作った本人の心が入っちゃいますから、良いものならよい結果が出るが、悪いものなら悪い結果が出る。それが、商品発売開始時からクレームなしの根源
じゃないかな、と私は思っています。心が良い状態で作っても悪い状態で作っても製品の「カタチ」は一緒ですが、マーケットに出たら全然違います。そういう製品が良い方々に触れてもらって、その方が「ああコレ良いから」とまた広がる訳です。これは素晴らしい技術でなくとも、顧客満足。お客様に喜んでいただく製品を提供しようという気持ちがあれば、ちゃんと受け入れてくれる。もちろん品質を安定させる技術もちゃんとないといけませんが(笑)





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最終更新日  2014年09月01日 03時51分14秒



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