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カテゴリ:ネイチャー
最近の赤ちゃん相談室のはやりは、緑便・便秘・自閉症・多動・狂暴とおしゃぶりを使わないことです。
お母さん方は、離乳食やミルクのことばかりを聞いて来ます。 いくら母乳をきちんと与えてもミルクを正しく42℃で与えても、一向に便秘が治らないと言うのです。 (略) 自閉症状は早い離乳食、母親の食事の偏り(小麦類のパン、うどん、スパゲティー、パスタ、そば、玄米、雑穀類)による母親の悪い母乳や赤ちゃんの便秘による腸内細菌の吸収でも起こります。 自閉症は、ジョンズホプキンス大学の研究で、脳炎による事が明かとなっています。 以前離乳食てんかんの小児を何人も治しましたが、てんかんも多動も自閉症も皆母親の腸の黴菌か赤ちゃん自身の腸内の常在菌が吸収され、それによって起こる軽い脳炎が本当の原因です。 赤ちゃんの腸内の黴菌は、常温の水を飲ませただけで5才迄はパイエル板のM細胞から自在に白血球内に吸収されて体をめぐり、アトピーを起こします。 手や足が冷たくても同じです。アトピーが脳に起こると脳炎の程度によっててんかん、自閉症、狂暴、多動になるのです。アトピーが肺や気管支に起きたのが喘息、尿路に起きたのが膀胱炎、内耳・中耳に起きたのが内耳炎・中耳炎です。 今、小麦製品ばかり食べる母親の母乳で次から次に二~三週間おきにこれらの病気になっている赤ちゃんがいます。 お母さんの口呼吸を鼻呼吸に改め食事を白米にすると、病気はピタリと無くなります。 麦にはグルテンが入っているので、これを食べると大人の腸でも赤ちゃんの腸でも悪玉菌のウェルシュ菌ばかりになり、これが白血球に抱えられて母乳から赤ちゃんにうつされると、この黴菌で脳や肺や皮膚にアトピーが起きるのです。 きたない母乳を乳児用のアレルギー用ミルクに換えて42℃で与えれば二~三日で病気は快方に向かいます。 うどん等の小麦が体に悪いという事を私が知ったのは今から20年前です。 外科医の友人にアトピー性皮膚炎が口呼吸と冷飲料によって腸の黴菌が白血球に吸収されて起っている事をつきとめた時に皮膚科の医者を紹介してもらうために、ある病院を訪ねていった時のことです。 胃腸の手術をした後に消化が良いと言われていた「うどん」を病人食として出すと、多数の症例でうどんが腸の手術部の繋ぎ目のところにつまって再手術をした事、そしてそれ以後は昔通り手術後の病人食は真っ白な白米のおかゆにしていることを聞いたときのことです。 それ以後に母親の白米食と玄米食の母乳を比較すると、玄米食の母乳が赤ちゃんには特に悪いことが明らかとなりました。 白米食とパンやうどん、パスタを比較すると後者が攻撃的な西洋人やアラブ人の主食ですから、腸内細菌が麦のグルテンのために悪玉菌ばかりになるのです。 日本は明治開国までは戦国時代の一時期を除いて、古来から穏やかな民族でしたが、これは米飯食と深くかかわっているのです。 明治開国後にいたずらにパン食と肉食にしたために、昭和の時代には日本人は攻撃的になり、ついに国がつぶれてしまいました。 最近注目されているのが「正しい食生活が子供の心を安定させる」として完全米飯給食を実施した上田市(長野)の大塚貢教育委員長です。 給食をパン食から米飯食にしたところ非行が横行していた学校から非行が無くなりました。 ついでに学力もアップしたのです。 給食では4℃の冷たい牛乳も大問題ですが、子供が低体温になるので学校医が温めるように言うと、校長先生は決められたことは変更出来ませんとにべも無い返事だったそうです。 子供の健康よりは校長の御身の方が大切なのです。 先日自閉症と診断された1才6ヶ月の心臓に障害のあるお子さんが私の診療所へ相談に来ました。 このお子さんは、母乳があまり出なかったので、生後3ヶ月頃から乳児用ミルクを飲ませていました。 ミルクに切り替えた頃から不機嫌になり、金切り声を上げて号泣しひどい夜鳴きも始まりました。 やがて母親と目を合わせなくなり、生後ヶ月の頃には、専門の小児科医から自閉症と診断されました。 牛乳のカゼイン蛋白と小麦のグルテン蛋白質は腸が未熟で充分に消化されないと麻薬様物質が生じるという事が最近西欧で報告されています。 オスロ大学のカール・ライヒェルト教授によると自閉症および広汎性発達障害や注意欠陥障害児(ADD)の90%近くの患者の尿の中に麻薬様物質がみつかるそうです。 ライヒェルト教授は、ミルクや牛乳・ヨーグルト・チーズ等の乳製品の中のカゼイン蛋白質と小麦のグルテン蛋白質は完全に消化分解されないと麻薬様物質(カゾモルフィン)が生じ、これが脳の発達をさまたげたり、自閉症・多動症・発達遅滞・言葉障害等を生じさせる原因になるという説をとなえています。 また英国のサンダーランド大学から牛乳のカゼインと小麦のグルテンを除去することにより自閉症の発達障害が大幅に改善されているデータが出ています。 しかし、欧米の子は乳糖を分解するラクターゼが3~4才迄腸内で働くためカゼインを分解出来るのに比べ日本の子はラクターゼがすぐに無くなり、分解できないカゼインによって腸内細菌が悪玉菌になってこれが吸収されるのです。 そのうえ欧米の育て方と今の日本の誤った子育てとは根本的に異なるのでヨーロッパとわが国の自閉症児とは比較することは出来ません。 自閉症と診断されたこの子は、受診時に完璧な口呼吸で手足がむき出しで冷たくなっていました。 元々の心疾患も妊娠中の母親の冷中毒と寝不足で発症したものなのです。 夏でも赤ちゃんを寒く育てたりパンツのゴムがきついと緑便になったり便秘します。 これだけで多動や自閉症となるのです。この時も機嫌が悪かったので、とりあえずゴムをゆるめておしゃぶりをくわえるように教えて真夏でしたが手足を光健燈で温めると機嫌が良くなりました。 受診後二週間して電話があり、非常に良好になったが、北京につれて行ったところ再び目を合わせなくなったと言って来ました。 (略) 先日母乳育児をしているお母さんが、パンやパスタ、麦茶等の小麦関係のものとヨーグルト等の乳製品をやめて主食を中心にした和食献立に切り替えたところ毎日のように出ていた鼻水がとまり一年近く繰り返していた中耳炎もピタリとなおり、ここ半年近く中耳炎を一度もおこさなくなったとの報告の電話が入って来ました。 乳児期に冷たく育てることとカゼイン・グルテンの害はまことに恐るべし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年11月18日 21時39分44秒
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