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カテゴリ:マザー・テレサとマハトマ・ガンジーの世界
「蟹工船」で知られ、警察によって虐殺された作家小林多喜二(1903~33)の遺体を仲間らが囲む有名な写真などの原板十数枚が見つかった。枕元に遺族が座る別カットも発見された。撮影者も日本プロレタリア作家同盟のメンバー貴司山治(きしやまじ、1899~1973)と判明。20日は多喜二の命日だが、日本近代文学の貴重な史料となりそうだ。
原板は6・5センチ×9センチのガラス乾板で、英国イルフォード社製の箱などに保管されていた。貴司の長男でプロレタリア文学研究者の伊藤純さん(82)が遺品から見つけた。 新発見の別カットは、多喜二の最愛の母セキら親族が枕元でうなだれている場面。築地署で虐殺された多喜二の遺体が自宅に戻った2月21日深夜から22日未明の撮影とみられる。 あ-またこの二月かきた ほんとうにこの二月とゆ月か いやな月こいをいパいに なきたいどこいいてもなかれ ないあ-てもラチオて しこすたしかる あ-なみたかてる めかねかくもる だから、わだしはね、おまわりさんというもんは、 そりゃあ優しいもんだと、こんまい時から信じこんでいた。 ほんとに、日本中どこもここも、優しい親切な駐在さんで一杯なんだと、 かなりの年まで思っていました。 けどなあ、そんな考えがお上から見たら、 どうして悪い考えだったんだべか。 あんなひどい殺され方をしなければなんないほど、 そんなに多喜二の考えは悪い考えだったんだべか。 貧乏人を助けたいって考えたことが、 そんなに悪いことだったんだべか。 人が着てるものを、おんなじものを着せてやりたい、 人の食べてる白い米のまんまを、 誰にも彼にも食べさせてやりたい、 人の行く学校に、みんな行かせてやりたい、 そう思ったのが、どうして悪かったんだべ。 わだしはね、多喜二が警察から戻ってきた姿が、 本当に何とも言えん思いで思い出された。 多喜二は人間だども、イエスさまは神の子だったのね。 神さまは、自分のたった一人の子供でさえ、 十字架にかけられた。 神さまだって、どんなに辛かったべな。 そん時わだしは、なんかわからんが、神さまってかたが、 わかったような気がしたの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年02月22日 05時41分05秒
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