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2015年05月20日
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カテゴリ:ネイチャー

チョコに認知症予防の可能性? カカオポリフェノールでBDNF増加

2015.05.20

最近、チョコレートのさまざまな健康パワーが報告されている。中でも注目度の高いのが、愛知県蒲郡市・愛知学院大学・株式会社明治が産官学共同で昨年3月より行っている大規模臨床試験だ。11月の中間報告でチョコレートの主成分カカオポリフェノールの血圧低下作用が明らかにされたのに続き、今月19日に行われた最終報告会で、うつ病や認知症の予防に期待が持てることが示されたのだ。

 臨床試験は、蒲郡市民を中心とした45歳から69歳までの男女347人を対象に実施。被験者に4週間カカオポリフェノールを豊富に含むチョコレートを毎日一定量(25g)摂取してもらい、その前後の血圧や血液成分など、カラダの状態の変化を検証した。その結果、うつ病やアルツハイマー型認知症、記憶・学習などの認知機能との関連性が報告されているBDNF(脳由来神経栄養因子)が有意に増加したのだという。

 BDNFとは、神経細胞の発生・成長・維持・再生を促進するたんぱく質の一種で、脳の、特に記憶や学習能力をつかさどる海馬に多く存在している。これまで「定期的な運動」「頭を使うゲーム」によって増加することが報告されているが、今回発表されたカカオポリフェノールの効果は、それらに次いで明らかにされたものだ。

 抗酸化食品研究の第一人者で当研究にも携わった愛知学院大学心身科学部の大澤俊彦教授は、「脳の栄養であるBDNFがチョコレートの摂取で上昇することが分かったのは、高ストレス社会あるいは超高齢社会にあって非常に画期的なこと」とした上で、「最近は低カロリーでポリフェノールの多いチョコレートも発売されているので、日本人の新しい習慣になれば」と期待を表している。

 10年後には日本人の認知症患者は700万人に達すると予想される中、できるだけ早いうちに予防意識を持つことも重要といえるだろう。






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最終更新日  2015年05月20日 20時08分17秒
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