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カテゴリ:イマジン
指揮者の井上道義さんと、劇作家・演出家の野田秀樹さんが初めてタッグを組むモーツァルトの「フィガロの結婚」の出演者が二十二日、金沢市の金沢歌劇座で舞台げいこに臨んだ。二人の鬼才による新オペラの全国公演が二十六日の金沢からスタートする。(沢井秀和)
この日はフィガ郎役の大山大輔さん、スザ女役の小林沙羅さんらが登場。指揮・総監督の井上さんは「感無量。オーケストラ・アンサンブル金沢があったからこそ。音楽と演劇は結婚をやっている」と笑顔を見せ、演出する野田さんは「これだけのワークショップをやったことはない。いつの間にか気合が入っていた。面白いものができた」と胸を張った。 見どころは、モーツァルトの親しみやすいメロディーを生かしつつ、海外でも評価が高い「野田演劇」ができるかだ。 舞台を黒船が来航する時代の長崎に設定し、伯爵夫妻らを除いて、ほかの多くを日本人に配役してこだわったのは言葉だ。イタリア語と四種類の翻訳を突き合わせて野田さんが日本語の歌詞を練ったが、美しい音色の部分はイタリア語を使うなど、試行錯誤を重ねた。野田さんは「井上さんから音楽的にこうした方がいいといわれ、どんな意味があるかなと思うこともあったが、その通りにしてよかった」と語った。 関係者が「いける」と感じたのはわずか一週間前。ピアノで通しげいこをして場面がつながった。出演者を含めてアイデアを出しながら演出を決めるワークショップに何カ月もかかったからだ。井上さんは「野田さんを信じて待つしかなかった。闇の中を手探りで歩いていて、いつか朝を迎える感じだった」と明かした。 通常四時間かかる作品を三時間近くにコンパクトにして、初めて見る人にも楽しめる内容となったという。 全国初演となる金沢公演は午後六時半から。続いて九都市、十二ホールを回る。文化庁の補助金は一億一千万円余りで、一演目で出す額では最高クラスという。残りは入場料収入、各主催者が負担する。金沢公演の問い合わせは県立音楽堂チケットボックス=電076(232)8632=へ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年05月24日 03時26分39秒
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