12336277 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

GAIA

GAIA

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
全て | 報徳記&二宮翁夜話 | 二宮尊徳先生故地&観音巡礼 | イマジン | ネイチャー | マザー・テレサとマハトマ・ガンジーの世界 | 宮澤賢治の世界 | 五日市剛・今野華都子さんの世界 | 和歌・俳句&道歌選 | パワーか、フォースか | 木谷ポルソッタ倶楽部ほか | 尊徳先生の世界 | 鈴木藤三郎 | 井口丑二 | クロムウェル カーライル著&天路歴程 | 広井勇&八田與一 | イギリス史、ニューイングランド史 | 遠州の報徳運動 | 日本社会の病巣 | 世界人類に真正の文明の実現せんことを | 三國隆志先生の世界 | 満州棄民・シベリア抑留 | 技師鳥居信平著述集 | 資料で読む 技師鳥居信平著述集  | 徳島県技師鳥居信平 | ドラッカー | 結跏趺坐 | 鎌倉殿の13人 | ウクライナ | 徳川家康
2015年07月04日
XML

マザーテレサ「愛のこころ最後の祈り」より

私たちのシスターの中に、オーストラリアで活動している者もいます。アボリジニーのある居住地に、年配の男性がいました。その貧しい老人くらいひどい境遇を、あなたがたは今まで見たことはないと、私は断言できます。彼は誰からも完全に無視されていました。その家は散らかりほうだいで、汚れていました。「家の掃除と洗濯をさせてくださいませんか。それからベッドをととのえさせてください。」私は彼に言いました。「これでいいんだ。ほっといてくれ。」彼は答えました。「もし、私にやらせてくれたなら、もう少しましになりますよ」もう一度、私が言うと、彼は納得しました。そこで掃除と洗濯をすることができたのです。私が部屋を片付けていると、ほこりまみれのきれいなランプを見つけました。彼が最後にそれに明かりをともしてからどれだけ時間がたったのかは、神のみぞ知るです。私は言いました。
「ランプをともさないのですか。もう使わないのですか?」
「ああ、誰も来やしない。明かりをつける必要なんてもうないんだ。いったい、誰のためにつけろって言うんだね。」
「もしシスターが来たら、毎晩それをつけてくれますか。」
「もちろんだとも」彼はうなずきました。その日から、シスターたちは、毎晩彼のもとを訪れることを約束しました。シスターたちはランプを磨き、そして、毎晩それに火をともしたのです。二年が過ぎました。私はその人のことをすっかり忘れていましたが、彼からこんなメッセージが届きました。「私の人生にともしてくれた明かりは、まだ輝いていると、わが友に伝えてくれ」これはとても小さなことです。でも、私たちはよく小さなことをおろそかにしてしまうのです。
 これを読んで「暗いと不平をいうよりも進んで明かりをつけましょう」という聖パウロの言葉が浮かんだ。この言葉はマザーが愛した言葉だという、そしてこの言葉には続きがある。

暗いと不平を言うよりも自ら進んで明かりを灯しなさい。誰かがやるだろうということは、誰もやらないということを知りなさい。 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年07月04日 21時20分12秒
[マザー・テレサとマハトマ・ガンジーの世界] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.