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カテゴリ:報徳記&二宮翁夜話
語録224の
「仏氏南無阿弥陀仏の文字を綴るや、至れり尽せり。六字七音其の意深し。固より是れ天地人に象るなり。天を虚空蔵と為し、地を地蔵と為し、人を観音と為す。請ふ試みに三画を設け以て之を解せん。第一画を斜にし、其の両端を南北と為す。即ち南無なり。第二画を斜めにし、其の両端を東西と為す。即ち阿弥なり。第三画を直立し、其の両端を天地と為す。即ち陀仏なり。仏の上音を地と為し、下音を人と為す。是れ地に著く故なり。南無阿弥陀武の六音互に開合を為して、津の一音舌音なるも、亦奇と謂ふべし。蓋し東西南北天地人と言はずして、南無阿弥陀仏と言ふ。終古復た此の若き至言を発する者有る莫し。若し之を発する者有るも、亦応に其の理足らずして其の言余り有るべきなり。」 この意味がよく分りません。 第一画を斜めにし、その両端を南北と為す。 即ち南無なり。 第二画を斜めにし、その両端を東西と為す。 即ち阿弥なり。 第三画を直立し、その両端を天地と為す。 即ち陀仏なり。 天 東 南 北 西 地 これは 円相図を描いて説明したものでしょうか。 「南無阿弥陀武 と 武 を使っているけど、仏でなくていいの?」 「なむあみだぶ という音を示したものでしょう。 津の一音舌音なるも、また奇というべし とあるのは、 ぶつ の つの音は舌音で言葉として発しないという意味です」 「なるほど」 「語録の巻3の182から216までは、儒教の論語などの経典について、今日やった217から第3巻の最後272までが仏教の経典についての解説です。」 「尊徳の仏教の知識というのはすごいですね、尊徳はいろんな経典に通じているのですね」 「これは一日の仕事が終わった後、門弟に儒教や仏教の経典を読ませて、それを解説したものでしょう。 尊徳の仏教典の解釈には独自な解釈が多く、仏教についての見解、解釈については、報徳研修者においても、あまり注目されていませんが、研究に値するものと考えます。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年07月26日 01時12分45秒
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