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2015年07月29日
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カテゴリ:イマジン
界選手権第3日(26日、ロシア・カザニ)シンクロナイズドスイミングのデュエットテクニカルルーティン(TR)決勝が行われ、乾友紀子(24)=井村シンクロク、三井梨紗子(21)=東京シンクロク=組が、92・0079点で銅メダルを獲得した。シンクロのメダル獲得は、2007年メルボルン以来、4大会ぶり。今大会、日本勢のメダル第1号となった。昨年4月から10年ぶりに復帰した井村雅代ヘッドコーチ(64)の指導が、実を結んだ。

 8年の時を経て、日本のマーメイドが表彰台に立った。厳しい練習を積み重ね、手にした銅メダル。乾と三井が、日本シンクロに世界選手権4大会ぶりのメダルをもたらした。

 「(メダルの感触は)大きくて立派だった。(世界と)勝負できるところまでこられてうれしい」

 うっすらと涙を浮かべた乾が口を開いた。審判への心証が大きく左右し、序列がなかなか変わらない競技。“5番目”だった日本が、やっと3位以内へと戻ってきた。

 「久しぶりのメダルで、よかったですね」。乾と三井がインタビューされる間、涙を流していたのは昨年4月、10年ぶりに復帰した井村ヘッドコーチだ。選手たちの訴えにより、日本代表に戻ってきた名指導者も感激に浸っていた。

 中国を世界トップレベルに引き上げた井村コーチが抱いた当初の日本選手の印象は「日本語が通じない」-。要求に応えられない選手に、はがゆい思いをした。練習中にトイレにこもったまま出てこない選手もいた。12人の代表から2人が脱落し、10人に。それでも1日12時間を超える練習で復活を目指したが、その努力が大舞台で実った。

 「まだ試合は終わっていない。この流れをつないでいきたい」と三井。デュエットフリールーティン(FR)など、まだ数種目を残す。今大会、日本勢のメダル第1号で先陣を切った井村ジャパン。復活のストーリーはまだ始まったばかりだ。(角)

井村雅代ヘッドコーチは確かな進歩を感じ取っていた。「よく泳いだ。まだまだダメだけど、ダメなりにもレベルが上がったかな」と話すと珍しく笑った。

成長の要因は、肉体改造にある。昨年4月、10年ぶりに母国復帰した指揮官は、選手の脂肪を落とすことから始め、夏場の体幹強化で倒立姿勢で行うスピンなどの基本動作が力強く、鮮明に映るようになった。井村コーチは「一人一人の足が筋立っていたでしょ」とうなずく。



水泳世界選手権第4日(27日、ロシア・カザニ)

 シンクロナイズドスイミングのチーム・テクニカルルーティン(TR)決勝で日本(乾、三井、中村、箱山、吉田、中牧、丸茂、小俣)が92・4133点で3位となり、今大会2つ目の銅メダルを獲得した。ロシアが95・7457点で優勝した。

 3位ウクライナに続く4位で迎えた決勝。12カ国の最後に登場した日本はアップテンポな曲とスピード感あふれる演技で逆転した。昨年10年ぶりに復帰した井村雅代コーチ(64)のべらんめえ調の叱咤を背負った日本は、戦う集団に変化した。

 今どき珍しいスパルタの井村コーチだが、その指導法と試合での戦略は、日本シンクロ界には余人をもって代えがたいところがある。

 審判員の潜在意識を重視しているのが百戦錬磨の指導者らしい。芸術性も問われる採点競技であるシンクロは、1度だけいい演技をみせても得点は伸びない。毎試合の積み重ねが審判員の印象に影響しているのが実情であることから、「徐々に『日本は技術がうまいんや』と(審判員の頭に)すり込まれつつある」と言うように、ジャッジの脳裏に焼き付く演技を目指している。

 「日本の選手は日本の曲が似合う」(井村コーチ)として、和のテイストを取り入れ、繁栄を意味する「弥栄日本」を選択したのもその戦略の一環だろう。

 井村コーチは両拳を突き上げながら、「出来は80点かな。力ずくで押し切ったことが良かった。こうしてがんと押さえつけて、逆転して勝つというのが世界の戦い。また仕切り直し」と力強かった。







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最終更新日  2015年07月29日 06時09分44秒
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