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2016年05月23日
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誠の徳があれば大道となるが、不徳の時は大いなる禍となり国民が乱れる。

これが烏山仕法、細川仕法、小田原仕法そして下館仕法が中途で失敗し、

二宮金次郎が直接指揮した桜町仕法・日光仕法そして相馬仕法が成功した理由であろう。

大藤修氏は『二宮尊徳』二百三十六頁で下館藩家老奥山小一兵衛は領主が不断に推譲の仁政を施さないかぎり、領民が領主の「不徳」を指弾する論理に転化する危険性をはらんでいたと見抜いていたと指摘されている。

「天理に相叶候御趣法之事故、村方取直り候儀少も相違無御座候、乍併小道と違、大道之事故、後年御家政に、若少之御間違御座候節は、下々之人気に別て相拘り、大成禍と成り、善事悪事と変じ可申候間、此儀乍恐 上々も篤と御得徳被遊、且亦御役人共も、後年至り御役人共代り候ても、間違無之様、急度御趣法不相守候半では、国民乱候事と、乍不及愚考致候、尤御趣法之儀、上より開け候儀御座候得ば、御当代御別條無御座、御永続之儀奉存候、下より開候得ば、万々一上之思召被為違節は、忽国乱れ、御趣法及崩、御太切之儀と奉存候得共、御趣法上より開け候得ば、誠之徳を以、窮民御救、御取直被成候事故、大道と相成、国家治り御永久と奉存候、左候得ば、縦少之御間違御座候共、為指害にも相成申間敷と奉存候、然る処二宮氏へ一村御任被成候得ば、大道を以救民を救、国起候事故、民は誠成者故、同人を慕て一村は不及申、外村迄も取直申候、其節上々少之御不徳被為在り候時は、大成禍と成、国民乱れ候儀と奉存候」(全集第六巻八九六頁)





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最終更新日  2016年05月24日 04時36分10秒



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