Theatre eathan

【監督】ジェームズ・ワン
【出演】ケアリー・エルウェズ/ダニー・グローヴァー/モニカ・ポッター/マイケル・エマーソン/ケン・リョン

観た人の感想を聞くとだいたいの人がかなりの高評価で、正直ちょっとびっくり。

実はあんまり面白いと思わなかったり。
あのオチ。あのオチ。ほんとにみんな納得いったのかな～。あれはどうみてもルール違反のような気が。
あの閉ざされた部屋の真ん中に横たわっていた死体。
それが実は生きてたなんて・・・しかも・・・。

そんなの、例えば最初にこの花は白いバラですよと言っておいて、最後になって実は赤でしたって言ってるのと同じこと。
謎解きものでそれは有り得ないと思うんだけどな～。
それだともう何でもアリってことになってしまうような気がする。

でももちろんこの死体が実は生きていたってことにもちゃんと伏線を貼ってあるのは確か。
ジクソーの罠から唯一生き残った女性。彼女がゲームから生き残るためにジクソーがテレビ越しに語った時、「側にある死体の胃袋の中にキーがある」と言った。
でもほんとは死体ではなく麻酔で眠らされていただけだった。

この時に既にもうあれ？っと思ってしまった。
こういった猟奇殺人ものの犯人ってのは、ルールをしっかりと守る、嘘は付かないものだと僕は勝手に思い込んでいた。

ゲームをやるからにはそれなりのルールがある。そのルールは絶対でなくてはいけない。
眠らされている人を死体と言ってしまった時点でこの犯人（ジクソー）はもう、「セブン」の犯人ジョン・ドウなんかと肩を並べられないなと思ってしまった。

そして結局あのオチ。あの部屋に横たわってたのは実は死体じゃなくて犯人でした。
なんだそりゃ？といった感じで、もうガッカリ。

最初にその死体の男は全身に毒が回り、それに耐えきれず自殺したと言ってたのに・・・。これを最後になって実は嘘ですなんてアリ？？？

犯人は賢いんではなくて、単なる嘘つきじゃんと思ってしまいました。まあ誰も嘘を付いちゃいけないとは言ってないから仕方が無いんだけどね。
でもまあいくらルール違反だとしても、オチとしては新鮮で良かったかなと思います。

【eathan's thumbs up】☆☆☆☆★★★★★★